ストリートアーティストも在宅勤務 バンクシー新作はバスルーム

2020年04月17日 17時00分

バンクシーがインスタグラムで公開した最新作(@banksy/Instagram)

 新型コロナウイルスのパンデミックにより「ステイ・ホーム(家にいよう)」が世界の合言葉になった今、神出鬼没のストリートアーティスト、バンクシーも“在宅勤務”だ。

 英国を拠点に匿名で活動するバンクシーは今週、自宅とみられるバスルームに、自身の作品の象徴でもあるネズミ9匹が暴れ回る様子をコミカルに描いた新作をインスタグラムで公開した。

 作品中のネズミたちは便器の上で立ち小便したり、トイレットペーパーを引っ張り出したり、タオル掛けにぶら下がって歯磨き粉のチューブを踏み、歯みがき用とみられるペーストを壁にぶちまけるなど、やりたい放題。バンクシーは「妻は私が家で仕事をするのが気に入らない」というメッセージを作品に添えた。

 本来、バンクシーは世界各地に出没し、街の通りや建物の壁などに社会風刺を効かせたストリートアートをゲリラ的に描くことで知られる。

 また、映画監督としても活動し、ドキュメンタリー映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」は、2010年のサンダンス映画祭で公開され、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた。

 バンクシーが自宅待機しているという英国では現在、新型コロナ感染による死者が1万3000人に迫る。専門家や当局者は「恐らくピークに達しつつある」とみているが、3月23日から続くロックダウン(都市封鎖)の解除については時期尚早と指摘しているだけに、少なくとも5月上旬までの延長は間違いないところだ。