医師のおおたわ史絵氏(55)が14日、自身のブログでPCR検査と抗体検査について考えをつづった。

 PCR検査は感染拡大防止のため必要とする積極派と、医療崩壊を招きかねないとする「慎重派」に分かれている。そんな中でおおたわ氏は「COVID19は新しい病原体ですから、PCRも抗体検査も100%確実とは言えません」としながらも「疑わしいひとにはPCRをするべきです。そうでないと拡散を止められない」と自説を語った。

 さらに抗体検査(抵抗力を持っているかどうかの検査)についても触れ「医療従事者には抗体検査を受けさせるべきです。イタリアは全医療従事者に実施していますが、すでに医療崩壊が起きてしまっています。ドクターもナースも死んでいる。日本をこんな事態にしないためには医療従事者に抗体検査をするのが最も効果的と思います」と医療従事者への検査実施の重要性を訴えた。

 おおたわ氏は「私自身、自分に抗体があるかどうか知りたい」とし「もし抗体検査が受けられれば、それは防御服やN95マスク以上に医療を守ってくれるはずです」と説いている。