厚労省“認めた”お酒で消毒 マスクの次はウオッカが品切れの危機?

2020年04月14日 17時00分

 マスクの次はウオッカが品切れの危機に!?

 新型コロナウイルスの感染拡大により、厚生労働省は医療機関などでアルコール消毒液が不足していることを受け、アルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりとして使用することを特例として認めた。

 厚労省はやむを得ない場合に限り、酒造メーカーがつくるアルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりとして使用することを認め、全国の医療機関などに通知した。具体的には、アルコール濃度が70%から83%の酒が対象で、該当する酒はウオッカなどになる。

 これより濃度が高い酒は、揮発性が高く、吹きかけても、すぐ蒸発してしまうため殺菌効果が落ちる。薄めて使うよう求めている。

 ツイッターでは「ウオッカが売り切れそう」や「消毒液の代わりに酒って大丈夫?」などの懸念の声が上がっているが、最近では、消毒液の代わりとして使用することを想定した商品を製造する酒造メーカーが増えている。

 富山県の酒造メーカー「若鶴酒造」は、13日にアルコール度数が77度の「砺波野スピリット77」(1本300ミリリットル、税抜き880円)を発売。

 同社ホームページによると、医療機関を優先的に、出荷作業を進めているという。

 同商品は、主に北陸3県の医療機関やドラッグストアのほか、富山県内の同社直営店で販売され、売り上げの一部は新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取り組みに寄付される。

 このほかにも、高知県の酒造メーカー「菊水酒造」が、アルコール度数77度の高濃度スピリッツ「アルコール77」を発売している。

 医療従事者は「アルコール消毒液の在庫は確保していても、底を突きそうな状態。みんなで節約して使っている。このような商品があれば、とても助かる」と話す。

 新たな“消毒液”に需要が急増しそうだ。