みのもんたの自粛ライフ「今、我慢したら克服した後に楽しみ倍増する」

2020年04月15日 11時00分

渡哲也から贈られた花にうれしそうなみの

【コロナに負けるな!有名人の緊急事態宣言】新型コロナウイルスの脅威にさらされ、社会が萎縮するばかり。タレント、スポーツ選手はこの状況をどうとらえ、対処しているのか? 初回に登場するのは、司会者としてギネスブックにも登録された大御所・みのもんた(75)だ。みのは閉塞感漂う今の状況をどう見ているのか? さらには、東京・六本木で志村けんさん(享年70)を“潰した”秘話も明かした。

 最近変わったこと? マスクをするようになったことかな。お酒は変わらず飲んでるけど、年をとるにつれ、出る回数は減りましたね。

 銀座はピタッと行かなくなりました。僕が行ってる店はいち早く、3月中旬ぐらいに閉めたから。料理屋も含めて7軒ぐらい、全部ね。「しばらくお店を閉めます。みのさんも気をつけなきゃね」なんて電話がかかってきて、うれしいよね。

 女の子や店の人たちに負担をかけたくないからって。それを聞いていい店で飲んでたんだな、と思ったよね。

 その結果、必然的に家で飲むことが増えました。1人で飲むのは最初は寂しい、つまんないと思ってたけど、考え方が変わったよね。1人だからいいんだ。ゆっくりお酒の味を楽しみながら飲んでますよ。

 最初は必ず缶ビール。そこからウイスキー、焼酎、日本酒、最後に梅酒。梅酒は大好きで最後にちょっと飲む。つまみも自分で作ってね。山芋を切ってのりとしょうゆをかけたり、カラスミをあぶったり。あとはイカの塩辛やわさび漬けね。米が食べたくなったら餠をレンジでチンしてのりを巻いてさ。うまいよ。

 女房が亡くなった後も、自分で料理を作ったことはなかったんだけど、簡単なつまみならできるから。おかげでスーパーに行くのが好きになっちゃった。たまに出没して、この自粛生活で新しい楽しみを見つけましたよ。75歳にして(笑い)。

 自粛というと“窮屈”という思いが先に出ちゃうかもしれないけど、その中にも楽しめるものがあると思う。そういうものを見つけて、乗り越えていきましょうよ。

 シンプルだと思うんです。行ってはいけない所には行かない。やっちゃいけないことはやらない。ハメを外したくても我慢する。これを守ればいいんです。今、我慢したら、克服した後に楽しみが倍増するんだから。

「飲み屋の景気を支える」なんて言って、飲みに行ってるヤツもいるみたいだけど、自分が飲みたいだけでしょう。こんな時期にわざわざイキがる必要ないよ。「景気を支える」なんて言うんならね、店を貸し切りにして1人で飲めばいいんだよ。それぐらいやってみろよ。

 料理人と店の人には支度が終わったら帰ってもらって、終わったら連絡して、店の鍵を閉めに来てもらう。これなら他の人に迷惑かけないし、感染も防げるじゃない。

 若い人はちょっと甘く見てるよね。深刻にとらえきれていないのは怖いですよ。気づかないうちに他人にうつしているかもしれないことを頭に入れておかないと。

 過去を振り返ると、ペストやコレラ、チフスといった感染症で多くの人が命を落としたけれど、人間の英知で克服してきたわけですよ。だから、新型コロナも必ず乗り切れる。大丈夫だよ。だから、それまではちょっと我慢しましょうよ。

 テレビを見てるとさ、小生意気な顔をした評論家が政府の対応の枝葉末節をつついてああだ、こうだ言ってるじゃない。「何言ってんだ、お前」って言いたくなるね。政府も知事も一生懸命やってるよ。

 例えば学校閉鎖なんか、当初はいろいろ言われたけど、今になってみたら大正解だった。卒業式、入学式も、出られなかった人は残念だったろうけど、やらない判断は正解でしたよ。

 僕は今は政治家の批判をして足を引っ張りたくないんだよね。言うのは簡単。政府の判断の善しあしも大事だけれど、それより自分たちが毎日の生活をどう律しているか、自分や周りの人の将来に責任を持てているのか。その方が大事だよ。

 それにしても、小池百合子都知事はしたたかだね。「ロックダウン」と言い出したかと思えば、最終的には「国家としての判断」ってポンと預けて。怖いよねぇ(笑い)。

 これからはもう自然体だよね。この年で気取る必要も頑張る必要もない。「秘密のケンミンSHOW」を降りたのは、ひとつの区切りをつけないといけないと思ったから。読売テレビさんも納得してくれたんだけど、潮時と思ってたかもしれないしね。これが「阿吽(あうん)の呼吸」だね。

 今後も電波の世界の仕事があるならなんでもやりますよ。コメンテーター? 僕にやらせたら危ないよ(笑い)。歯に衣着せて座ってるのは嫌だから。変にかっこいいこと言うのも好きじゃないしね。使う方も怖いと思うよ。それでもいいなら出てあげる(笑い)。

【志村さんとは楽しい飲みだった】志村さんが亡くなったと聞いて、寂しいというより悲しかったね。1人暮らしでしょ。うちで我慢してたんじゃないかな。もしかしたら、誰かがいて強引に病院に連れて行ったら、こんなことにならなかったかもしれないとも考えちゃうよね。

 志村さんを見かけたのは六本木のお店が多かったね。2、3回一緒に飲んだかな。いつだったかバッタリ会って焼酎を飲んでね。次の日、志村さんは具合が悪いって収録に来なかったそうで「アンタが飲ませたからだ」って言われたことがあったよ(笑い)。

 飲み屋で会うと、志村さんの周りには、いつも女の子が10人ぐらいいるんだね。こっちはスタッフとだから、うらやましいなと思ってましたよ(笑い)。テレビのイメージとは全然違って、静かで品のいい飲み方でしたよ。しっかり味わってたんだろうね。お酒と、女の子を(笑い)。

 何の話をするでもないんだけど、楽しい飲みだったね。

 ただ、僕も今は1人暮らしだから、明日は我が身だよ。会社(社長を務めるニッコク)には「朝、電話がなかったら駆けつけてくれ」と言ってあるんですよ。毎朝、まず連絡するからね。

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