鴻上尚史氏 安倍首相くつろぎ動画に苦言「演劇やライブの補償しないのに星野源さんに乗っかるとは」

2020年04月14日 09時41分

鴻上尚史氏

 劇作家・演出家の鴻上尚史氏(61)が14日放送のTBS系「グッとラック!」に出演。安倍晋三首相(65)がシンガー・ソングライター・星野源(39)の大人気動画に便乗し、大ヒンシュクを買った問題について苦言を呈した。

 安倍首相は星野がSNSで公開した楽曲「うちで踊ろう」に参戦。同曲に合わせて自宅のソファで優雅にくつろぐ映像を自身のSNSに投稿した。一方的な自粛要請で国民が不安になる中での“KYコラボ”に、ネット上では「何様だ」「ふざけんな!」と批判が殺到。これに対し、菅義偉官房長官(71)は会見で、過去最高の「いいね」があったことを挙げ、自粛呼びかけの効果があったと好意的に捉える見解を示した。

 鴻上氏は「言葉を失いました。つっこみどころ満載ですよ」とコメント。続けて「これだけ、みんな苦労しているのに、コメントととして『友達に会えないとかお酒を飲めないとか我慢しよう』と書いて、この優雅な映像をアップして炎上しないと読んでる人たちは、なんなんだろう?と思うんですよ。そんなに自信があるのか」と首をかしげた。

 エンタメ界は緊急実態宣言の発令前からイベント自粛の影響を受けている。「星野源さんは、僕ら的にいうと音楽と演劇業界の両方をまたがっているんですよ。だから『劇団に対する補償とか、ライブに対する補償とか一切しません。でも、星野源さんには乗っからせてもらいます』っていうのは、つっこみどころがものすごいんですけどね」と鴻上氏は憤りを隠さない。さらに「これを出してOKと、誰がジャッジしたのかを知りたいですね」とぶちまけた。

 司会の立川志らく(56)は「そうですね。空気を読めない方々がコロナ対策のトップにいるのが怖いんですけど」と同調。アルピニストの野口健氏(46)はコラボ動画について「何が問題なのか分からないですけど、結果的に話題になればいいんじゃないですか。家でゆっくり過ごそうというメッセージですので。少しマヌケですけどね」と厳しいながらも効果アリと話した。