安倍晋三首相との“コラボ動画”で渦中の人となってしまった歌手・星野源(39)に、社会派ラッパーのKダブシャイン(51)が苦言を呈した。

 星野は新型コロナウイルス感染防止のための外出自粛を呼びかけるため、3日に弾き語りの楽曲「うちで踊ろう」を公開。俳優の大泉洋や高畑充希ら著名人が続々とコラボ動画をアップし、話題となっていた。

 12日には安倍首相が“参戦”。ツイッターで外出自粛のメッセージとともに「うちで踊ろう」に合わせた“くつろぎ動画”を投稿したことで、「貴族か!」「何様だ」と大炎上している。

 まんまと政治利用されてしまった星野に対し、Kダブは12日、ツイッターで「ちゃんと歌で政権批判しないから、こういう利用のされ方するんだよ。ポップシンガーの宿命」と投稿。ネット上では「Kダブさん、さすが」「相変わらずキレッキレ」という声も上がる一方で「ずれてる」「リベラル派のラッパーだって政治利用されてる」と否定的な意見も飛んでいる。

 Kダブは日本語ラップの周知に多大な貢献を果たした伝説のヒップホップグループ「キングギドラ」のリーダー。歯に衣着せぬ物言いで知られる。