MBS取締役コロナ感染で急逝 浜田雅功と親交深い社長候補だった

2020年04月10日 17時00分

ダウンタウンとは30年来の付き合いだった

“社長候補”急逝の衝撃は大きい――。毎日放送(MBS)は9日、新型コロナウイルスに感染し入院していた同社取締役の岡田公伸さんが同日、心筋症のため死去したと発表した。60歳だった。

 岡田さんは先月26日から、咳、熱の症状が出始め自宅で休養した。いったんは改善したため出社したが再び悪化。4日に肺炎と診断されて入院し、PCR検査で7日に陽性が確認されていた。

 志村けんさんも搬送されてから10日とたたないうちに亡くなってしまったが、岡田さんは入院からわずか5日で急逝。新型コロナの恐ろしさを突き付けられ、同社の関係者は「社内のショックは大きいです」と明かす。

 岡田さんは1983年入社。制作局長、人事局長などを経て、昨年6月から取締役としてアナウンサー室、制作局、東京制作局を担当していた。

「ダウンタウンを初めて世に出した伝説の番組『4時ですよーだ』にも携わっていた。バラエティー、情報とMBSの番組制作を支えてきた人。人当たりは良く、周りとモメるような人でもない。同じく『4時――』を担当していた三村景一社長の腹心的存在でもあった」(前出の関係者)

 ダウンタウンの浜田雅功とは同番組時代から30年来の付き合いで、現在、浜田が出演するロケ番組「ごぶごぶ」に登場したこともあった。

 芸能関係者は「浜田さんから『誰のおかげで偉なったと思っとんねん』なんて言われてた。吉本では大崎洋会長や岡本昭彦社長など、ダウンタウンの担当マネジャーが出世することで知られるが、MBSでもダウンタウンと親しい三村さんが社長になった。岡田さんもいずれ、社長になってもおかしくない。それくらいの人脈と実績があった」と、死を惜しんだ。

 葬儀・告別式は近親者で行い、コロナ騒動が落ち着いた後に、有志によるお別れの会を検討しているという。仕事一筋で酒は全く飲まなかったという岡田さんの命を奪ったコロナの恐ろしさが、あらためて浮き彫りになった格好だ。