「最後の抗がん剤治療」開始した笠井アナ 病床から「家から出ないで!」強く訴え

2020年04月06日 21時39分

笠井信輔アナウンサー

 悪性リンパ腫で闘病中の元フジテレビで現在はフリーの笠井信輔アナウンサー(56)が6日、自身のブログを「緊急事態宣言下の最後の抗がん剤治療で思うこと」とのタイトルで更新した。

 笠井アナは「6回目の抗がん剤5日間24時間連続投与、本日始まりました」と報告し「いよいよ最後の抗がん剤治療です。最後にしなければいけないと思っています。祈るような気持ちです」と打ち明けた。

 7日には政府から7都道府県を対象とした緊急事態宣言が出される見通しとなった。

「これで呑気に出歩いている人たちの意識が変わってくれれば良いのですが、テレビを見ていると、どうも『外出自粛は要請であって強制力はありません』『指示とありますが罰則はありません』と、宣言を前に強調する部分が違うような気がします」

 そう感想を述べた笠井アナは「今、法の不備を批判したり、残念がったりしても仕方がないことです」としつつも「『緊急事態宣言なんだから、とにかく出るな!』と、『今までと状況が全く違うのだ!』とキャスターの皆さんには強く言って欲しいんです」とアナウンサー魂をのぞかせた。

 さらに「『今、そこにある危機』を前に、批判とか検証とかやってる場合ではないと思うんです」と主張し「緊急事態宣言が出ようとしている今は、大地震が起きて、大津波警報が出る直前と同じと考えていいと思います。あの時、必要なメッセージは『海から逃げて!』 これと同じ迫力で、今回は『家から出ないで!』 細かな事はいいので、これを強くテレビから訴える必要があると思うんです」と訴えた。

 また「ニュースも情報番組も、非常事態宣言後は、是非がらんとした街の状況を放送してほしいと思います。そうすれば『あーやっぱり表に出ちゃいけないんだなぁ』と言う効果が出ると思います。のんきに歩いている人たちのインタビューを延々と放送しないでほしいと思います」と提案した。

 最後は「またベッドの上から思い切ったことを言ってお許し下さい。私以上に皆さんの方が大変なのではないかなと思ってしまうんです。私も抗がん剤治療の副作用を乗り越えるようにがんばります。皆さんもほんとにほんとに大変でしょうが、頑張って下さいね。この厄災を少しでも早く収束させるために――――」と結んだ。