ジャズ界の伝説も…米エンタメ界でも相次ぐコロナ死

2020年04月04日 17時00分

 お笑い界のレジェンド、志村けんさんの死は日本の国民に大きな衝撃と悲しみをもたらしたが、米エンターテインメント界でもコロナ感染による著名人の訃報が毎日のように伝えられている。

 2003年の大ヒット曲「ステーシーズ・マム」で知られるポップ・ロックバンド、ファウンテンズ・オブ・ウェインの創設メンバーでベーシストのアダム・シュレシンジャーさん(52)が1日、新型コロナ肺炎で亡くなった。シュレシンジャーさんは、1996年に米俳優トム・ハンクス(63)が初めて監督に挑戦した青春音楽映画「すべてをあなたに」で主題歌を担当。60年代ビートルズ調に仕上げた「THAT THING YOU DO!」は当時大きな話題になり、米アカデミー賞にもノミネートされた。一方、ハリウッドセレブで最初にコロナ感染を公表したハンクスは順調に回復しているという。

 シュレシンジャーさん同様に音楽界では“ジャズ界の伝説”エリス・マルサリス・ジュニアさんが1日、コロナの犠牲になった。85歳。ニューオーリンズ出身のジャズピアニストで、世界的トランペット奏者のウィントン・マルサリスやサックス奏者のブランフォード・マルサリスはエリスさんの息子たちだ。

 エリスさんは12年に東日本大震災と米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」の復興支援のため、小曽根真さんとピアノデュオ作品を発表したことでも知られる。

 また、米女性ロッカー、ジョーン・ジェットが82年にカバーし、世界的大ヒットとなった「アイ・ラブ・ロックンロール」を作曲したアラン・メリルさん(69)も先月29日、コロナで死去した。60~70年代に米国で活動したが、ブレークしたのは日本だった。69年に渡辺プロダクションとマネジメント契約を結び、日本のロックバンド、ロック・パイロットと共同活動し、日劇ウエスタン・カーニバルや大阪万博のステージなどにも出演。72年にかまやつひろし作曲、安井かずみ作詞の「涙」を日本語で収録し、異色のアーティストとして日本での知名度を高めた。

 また「スター・ウォーズ」シリーズなどに出演し、英国英語の方言指導者としても活躍したアンドリュー・ジャックさんが同31日に新型コロナ感染により死去。76歳だった。ミュージカル「キス・オブ・ザ・スパイダー・ウーマン」などで知られるトニー賞劇作家テレンス・マクナリーさんも同24日、コロナ感染により81歳で亡くなった。