志村ロス…マツコの悲痛 憔悴しきって番組収録ドタキャン

2020年04月03日 11時00分

マツコ・デラックス

“志村ショック”は計り知れないほど大きかった――。先月、新型コロナウイルス感染による肺炎のために亡くなった志村けんさん(享年70)を「恩人」と慕うマツコ・デラックス(47)が、ショックのあまりフジテレビ系「アウト×デラックス」の収録を前日キャンセルした。同じく売れっ子の有吉弘行(45)も散歩番組を急きょ“局内ロケ”に切り替えさせたという。コロナの恐ろしさを思い知らされたタレントもテレビ局も緊急事態となっている。

 本紙が昨報した「芸能界オーバーシュート(爆発的患者急増)危機」への懸念がますます高まっている。

 1日には新たにヒップホップグループ「ケツメイシ」のRYOJIの感染が判明。先月22日から発熱が続き、30日にPCR検査を受け翌日、陽性と判明した。所属事務所の発表では「本人は今日現在、微熱はありますが、一日も早い回復を目指し、療養に努めております」としている。

 そんな芸能界コロナ禍の“象徴”といえば、29日に亡くなった志村さん。入院からわずか10日で帰らぬ人となり、大きなショックを受けているのがマツコだ。

 マツコは志村さんの訃報が伝えられた30日にTOKYO MX「5時に夢中!」に生出演。

「本当にすごく優しくしていただいて…。最初、志村さんと夫婦役のコントをやらせていただいたのね。ホント緊張したし、子供のころから見ててさぁ。志村さんとの夫婦コントは自分の中で別格」と回想した上で「その後、仲良くさせていただいたのは一番うれしかったことかもしれない。ちょっとまだ信じられないです…」と言葉を詰まらせた。

 テレビ関係者は「ひょんなことから芸能界入りしたマツコさんを温かく迎え、かわいがっていたのが志村さん。マツコは志村さんを『恩人』と呼んでいる」と明かす。

 マツコは1日にレギュラー番組「アウト――」の収録を都内スタジオで行う予定だったが、関係者によると「一度はやるとなったが、昨日(31日)『収録は無理』と連絡があった。理由についてはかん口令が敷かれているが、やはり志村さんを失ったショックが大きいのだろう。憔悴しているそうだ」(芸能関係者)という。

 同じく志村さんを尊敬していた有吉も人生観が変わった。「志村さん感染」のニュースに衝撃を受けたのと同時に、コロナに恐怖したという。

 有吉は街の人々と触れ合うフジテレビ系の「有吉くんの正直さんぽ」を抱えるが「それも“局内ロケ”に切り替わった。『有吉さん側の強い要望』と噂されています」(同)。

 志村さんの命を奪った新型コロナの猛威は、エンタメ業界を未曽有の大混乱に陥れている。

 TBSは4日に生放送予定だった「オールスター感謝祭2020春」、4月スタートのドラマ「半沢直樹」「私の家政夫ナギサさん」「MIU404」の放送延期を発表した。とりわけ堺雅人主演の「半沢直樹」は、2013年に放送され最終回視聴率42・2%を記録した“お化けドラマ”の続編。TBSにとっては大きな痛手だ。

 NHKも感染拡大を理由に、大河ドラマ「麒麟がくる」と、始まったばかりの朝ドラ「エール」の収録を12日まで見合わせると発表した。

 31日には戦隊ドラマ「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系)で主演を務める小宮璃央が新型コロナに感染していることが発覚し、同ドラマを撮影していた東京・練馬区の東映撮影所も封鎖。同所ではテレビ朝日系の連続ドラマ「警視庁・捜査一課長2020」「特捜9」のほか、劇場版「相棒」の撮影も予定されていた。

「ロケ番組では訪問先で取材NGを食らうことが増え、ドラマは撮影場所がどんどん減っている。東京五輪が延期になったことで、7~8月の番組編成も狂った。そこをどう穴埋めするか。ストック番組の本数も限られている。各局編成はパニックです」(同)

 いつになったら普通の日々が戻ってくるのか?