お笑い芸人のマキタスポーツ(50)が30日、公式ブログを更新。「愛印」と題し、29日夜に新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した志村けんさん(本名・志村康徳=享年70)を追悼した。

 マキタは「志村けんさんとは一度だけ共演したことがある。コントとカメラ位置とのことについて教えてもらったことが忘れられない。『カメラがコントをするか? コントを演じてんのはおまえなんだ、カメラマンに言われた通り動くんじゃなく、カメラマンを動かせ。』あくまで要約だけど、そのようなことを言ってもらった。愛の印だと思った」とつづる。

 そして、打ち上げの席での志村さんについて「酒豪だとは聞いていたが、本当においしそうに酒を飲んでいる姿がカッコ良かった。印象的な出来事がある。お付きの方だったか、志村さんのグラスの中身が足りなくなり、焼酎を継ぎ足し、水を注ぎ、マドラーで丁寧にかき混ぜた時だった。『あ、いいよ、かき混ぜなくて!』と、志村さん。私がキョトンとしていると、『混ぜると味の変化が楽しめないんだよ。』と。氷が溶けていくと味が変化するというのである。私はその酒スケベぶりに驚き、感動した」とつづった。

 最後に「アインの方の…愛印と愛飲。合掌。お世話になりました」と、お笑い芸人らしい表現で“日本の喜劇王”をしのんだ。