俳優・東出昌大(32)との不倫報道で活動を自粛している女優・唐田えりか(22)が、29日放送の特別ドラマ「金魚姫」(NHK BSプレミアム)に出演した。1月に不倫が報じられて表舞台から姿を消して以降、初のメディア露出だが、釈明会見はいまだナシ。ドラマ出演は果たしたものの、本格復帰とはいかなそうだ。唐田を起用してきた関係各所の不倫騒動への怒りがいまだにくすぶっているからだ。

 唐田は1月23日発売の週刊文春で、東出との不倫を報じられた。その影響は大きく、ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(TBS系)では初回(同月17日放送)に出演後、第2話(同24日)以降は登場しなかった。事実上の降板とされた。

 不倫報道以降、消息を絶っているが、29日放送の特別ドラマ「金魚姫」には出演。約2か月ぶりのメディア露出となり、主演の俳優・志尊淳の元カノ役を演じた。

「このドラマは不倫報道前にクランクアップしていたとみられ、多くの人が視聴する地上波ではなく、BS放送だったため、そこまで反響はないだろうということで、唐田のシーンはカットされず、そのまま放送が決定したようだ」(テレビ関係者)

 だが、やはり本格復帰は遠そうだ。清純派女優としてファンを増やしていたところに東出との不倫という決定的なイメージダウンはもちろんだが、所属事務所の初期対応がマズく、関係各所の怒りがいまだにくすぶっているという。

「タレントのスキャンダルが報じられた場合、その事務所は関係各所に謝罪の連絡をするなど対応に追われる。それが唐田の事務所は、先方への連絡漏れが少なくなかったみたい。それが尾を引き、いまだに『あの子は使わない』と拒絶反応を示す関係者は多い」(テレビ局関係者)

 唐田はこれまで、撮影現場でたびたび「それはできません」と演出を断るケースもあったが、周囲からは「まだ駆け出しの女優なのに、自分の意思をしっかり伝えられる」と好意的に受け止められることもあったという。

 だが、不倫が明るみに出た後は、過去のそうした態度が裏目に出て「使いづらい」とマイナスイメージに変わったというから気の毒ではある。

 唐田は、韓流スターのイ・ビョンホンらが所属する韓国の芸能事務所にも所属しているが、韓国でも活動を自粛中。本紙は不倫報道後、韓国の事務所にメールで「唐田えりかとの契約を今後も続けるか?」と英語と韓国語で質問したものの、折り返しはなかった。

 一部の女性週刊誌は、唐田の韓国での活動について、日本以上に不倫はご法度の韓国では、今回の騒動で起用する計画もすべて立ち消えになったと報じた。テレビ局や企業からも受け入れ拒否状態で、日本と同様、韓国内でのオファーも白紙に戻ったという。

 私生活面では「唐田さんは今、都内で知り合いの援助を受けて生活しているみたい」(知人)。新型コロナウイルスの感染拡大で身動きも取りづらい状態という。

 一方の東出は今月17日、不倫騒動後初めて公の場に登場し、唐田とは別れ、直接は会っていないが、謝罪は行ったことを明かした。

 妻で女優の杏(33)に対しては「本来、最も謝罪しなければいけないのは妻に対してだと思う。妻には直接、謝罪の気持ちを伝えてまいりたい」「(話し合いは)基本的には2人で。具体的なことは決まっていない。裏切って申し訳ないと伝えた」などと、涙をこらえながら語った。

 その後も、婚姻関係を続けるか協議中とされ、東出夫妻の結論が出ない限り、唐田の活動再開は見込めないという事情もありそうだ。

「そもそも、妻子がありながら、9歳も年下で、交際開始当初は未成年だった若手女優に手を出した東出のだらしなさが問題。もちろん、断れなかった唐田の責任もあるだろうが“巻き込まれ事故”の側面が強い」(芸能プロ関係者)と唐田擁護の見方もあった。

 唐田にとっては消せない過去となってしまったが、果たしていつ表舞台に本格復帰できるか。