大手芸能プロダクション「オスカープロモーション」が大ピンチだ。昨年から忽那汐里(27)や草刈民代(54)、ヨンア(34)らが相次いで退社したのに続き、ついに看板女優・米倉涼子(44)が今月31日をもって退社する。そんな事務所を救うために立ち上がったのが、あの恋愛騒動を経て女優活動の本格復帰を目指す剛力彩芽(27)だ。ドラマ、映画復帰は報じられたが、国際映画祭で賞を受賞した作品の舞台版ヒロインを務めることも判明。剛力はヤル気満々だ。

 24日に電撃発表された米倉の退社。大ヒット主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が高視聴率を記録するなど“オスカーの顔”として君臨していただけに、衝撃も大きかった。

 所属事務所は「専属所属契約満了につき、円満に弊社を退社することとなりました」と“円満”を強調したが、本紙は退社の原因について、幹部同士の対立など社内の“内紛”を既報。また、米倉が交際中のアルゼンチンダンサーとの再婚をめぐって、事務所と大トラブルに発展していたとの一部報道も紹介した。

 もっとも、事務所からは米倉だけでなく、ベテラン、若手に関係なく多くの人気女優が相次いで退社。さらに、ドラマやバラエティーで大活躍中の岡田結実(19)も米倉と同様、今月末の退社が報じられた。

「事務所には上戸彩、武井咲らまだ看板女優はいるものの、2人とも結婚しており、小さな子供の育児にも追われている。稼ぎ頭がどんどん離れている状況で、バリバリ働けて稼げる女優が出てこなければ、事務所の存続にも関わるかもしれない」(テレビ局関係者)

 そんな激震に揺れる事務所にあって、がぜんヤル気満々なのが剛力だ。

 かつてドラマ、映画と出ずっぱりで人気女優となったが、一昨年にZOZO創業者・前澤友作氏(44)との熱愛発覚以降、女優としての仕事が激減。しかし、昨年11月、前澤氏と破局したことで女優としての本格復帰を目指してきた。

 昨年末、テレビ東京系深夜ドラマにゲスト出演したが、29日放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル「陰陽師」で久々の長編復帰。また、2014年の主演作以来となる映画「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」(来春公開予定)への出演も決まった。

 さらに、剛力は「とにかくいろんな役を演じたい!」と、早くも年内スケジュールを埋める覚悟で、他の仕事にも取り組んでいるという。

「発表はまだ先になると思いますが、国際映画祭で賞を受賞した作品の舞台版ヒロインにも決定している。仕事の関係者には前のめりになりながら『とにかく頑張ります!』と仕事一筋を宣言。特に親しい人たちには、前澤さんとの恋愛を念頭に『今年は恋愛はしません!』と笑顔で話していて、完全に吹っ切れたようですね」(芸能プロ関係者)

 今後の“新・剛力”に周囲の期待も増すばかりだが、本人がコンプレックスを持っていた点も克服したことで、演技の幅も広がっているという。

「今まで恋愛シーンを演じる際、自身に大恋愛した経験がないことがトラウマにもなっていたといいます。ただ、前澤さんと大恋愛をしたことで、自信を持てるようになったとか。撮影現場でも、女優としてのブランクを感じさせない演技を見せている」(同)

 ポスト・米倉級の活躍を見せ、事務所の救世主になる日も近いかもしれない。