お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜(37)が30日、情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。新型コロナウイルスによる肺炎で闘病中だった志村けんさん(享年70)の訃報を受け、涙した。

 番組では午前10時ごろ、志村さんが29日夜に病院で亡くなったことを速報した。近藤は涙をこらえきれず「すみません…すみません」と涙を流した。

「何とか絶対、戻ってきていただけると思っていたので、まだお礼も何もできていないのでちょっと…受け止められない。すみません。自分たちが気をつけることで自分が守るんじゃなくて、他の方を守るという意識を持たないと感染は終息しない」と声を絞り出した。

 そして「志村さんは人に与えてきたことがたくさんあって、最後の最後まで人にいろんな思いを与えてくださった。絶対に志村さんのことを心にとめて忘れない」と語った。

 近藤は志村さんと「天才!志村どうぶつ園」(同局)で共演。5日に行われた収録でも一緒になっていた。

 この日、コメンテーターを務めた俳優・小澤征悦(45)は「あえて言わせてもらうが、年齢関係なく誰にでも起こりうることだと、志村さんが言ってくれている」と指摘。元プロテニス選手の杉山愛(44)は「改めてコロナウイルスの怖さを実感している」と驚きを隠せない様子だった。