今月末で公務を終え、正式に王室を離脱するヘンリー英王子夫妻だが、メーガン妃のハリウッド復帰はやはり既定路線だった――。

 ディズニーは今週、同妃が来月3日からネット配信される動物ドキュメンタリー映画「エレファント」のナレーターを務めると正式発表。すでに収録も終えていることから「水面下でディズニーと接触していた」との報道が事実だったことが明らかになった。

 米CNNによると、同作品はウォルト・ディズニー・カンパニー傘下の野生動物を専門にする映画製作会社「ディズニーネイチャー」が手掛けたもの。アフリカ南部に広がるカラハリ砂漠を命がけで横断するゾウの親子とその群れを追う。

 同作品は、女優ナタリー・ポートマンがナレーターを担当する、イルカに密着したドキュメンタリー映画との2本立て。ネットチャンネル「ディズニー+」で配信される。

 ディズニーによると、メーガン妃は2016年、夫妻でアフリカのボツワナを訪れた際に同社関係者と知り合い、以来ディズニーネイチャーの作品を見続けているという。また、夫妻が動物保護団体「エレファント・ウィズアウト・ボーダー」の活動を支持していることから、ディズニー関係者が「エレファント」のナレーターを打診。メーガン妃が快諾し、昨年秋にロンドンで収録したことも判明した。出演報酬は、ボツワナのゾウを密猟者から守るための基金に寄付されると報じられている。

 一方、「今後の出演もすでに決まっている」との一部報道について、ディズニー関係者は「スーパーヒーローもアニメもない」と断言した。

 そんな中、米紙ニューヨーク・デーリー・ニューズは26日、王子夫妻が息子アーチーくんを連れ、これまで滞在していたカナダ・バンクーバー島を離れ、メーガン妃の故郷である米ロサンゼルスに引っ越したと報じた。カナダ政府は先月、同王子一家に対して警備費用を支出しないことを伝えていた。