スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17)は24日、世界的に流行している新型コロナウイルスに自身も感染した可能性が「極めて高い」と明らかにした。欧州大陸を巡った後、スウェーデンに帰国して症状が出たが、既にほぼ回復したという。

 自身の写真共有アプリ「インスタグラム」で、多くの若者が症状に気付かずに出歩き、感染した場合に重症化する可能性が高い人にうつしてしまう恐れがあると強調。「われわれの行動が他者の生死を分ける。責任は重大だ」と述べ、気分が少しでも良くない場合は外出を自粛するべきだと訴えた。

 スウェーデンでは救急医療を必要としない限り新型コロナの検査を受けられないため、グレタさんは帰国後、2週間前から自主的に隔離措置を取っている。欧州で行動を共にした父親も同じ症状が出たが、2人とも検査は受けていないという。