「撮り鉄をオトナの趣味に」鉄道フォトライフ・プランナーの願い

2020年03月24日 11時00分

撮り鉄を大人の趣味にしようと活動する神谷武志氏

「撮り鉄をもっとオトナの趣味に」を目標に活動を続けている男性がいる。小学生のころからの鉄道ファンで、鉄道フォトライフ・プランナーの神谷武志氏(57)だ。

 神谷氏が企画する鉄道撮影イベントでは、賛同者を募り、鉄道風景や車両のあるところに集合して撮影会を行う。現役の鉄道路線もあれば、保存鉄道、保存車両、鉄道博物館などもある。現役の鉄道路線では、時刻表にない時間に車両を走らせてしまう。

「私が鉄道趣味を始めたころは、まだ蒸気機関車が走っており、地方には魅力的な私鉄がありました。そこには、日本の“原風景”があったと思います。令和の今でも、様々な方の尽力によって昭和の時代に活躍していた車両が現役で使われていたり、保存されていたりしています。そういった車両を使って撮影会を行っています。“原風景”を再現することができるのです」(神谷氏)

 このような企画を20年以上前から開催。青森の私鉄では除雪作業をするラッセル車を特別に走らせてもらい、愛知こどもの国(愛知県西尾市)では蒸気機関車の夜間撮影をしている。また、成田ゆめ牧場(千葉県成田市)では、羅須地人鉄道協会が動態保存している蒸気機関車を重連にして早朝撮影会を実現させた。

 神谷氏は「鉄道撮影ファンは、撮るばかりで鉄道に乗らないと批判されることも多いのです。みんなでおカネを出し合って、少しでも鉄道や施設にプラスになることをしていくことによって、相手から『ありがとう。また来てね』と言われるようになります。そのような行動様式にしていかないと、鉄道趣味は成熟していかないと思います。『鉄道撮影をもっとオトナの趣味に』とはそういった願いがこもっています」と語る。

 なお、今月29日には「神谷武志講師同行*事前講座付! 都内の桜スポットを走る電車を撮ろう!日帰り」というイベントを開催予定。桜をアクセントにしてJRの電車を撮るもので、神谷氏による写真講座も開かれるという。