笑いで日本の活気を取り戻せ! タレントの三宅裕司(68)が座長を務める舞台「熱海五郎一座『Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~』」(6月2~30日、東京・新橋演舞場)の制作発表会見が17日に行われ、三宅ら出演者が出席した。

 同作は太平洋戦争後の日本と米国を舞台にした喜劇。

 三宅は「最近は暗いニュースが多いですが、明るいニュースを届けていきたい。熱海五郎一座は爆笑の連続だけど、最後は感動する舞台。この芝居を見て『明日から仕事頑張るぞ』と思ってもらえたら」と意気込んだ。

 この日の会見では、新型コロナウイルスの感染予防対策として、来場者の体温をチェックするサーモグラフィーカメラが設置されていたほか、次亜塩素酸ナトリウム噴霧器を使用して除菌に努めるなど、徹底した対策が目立った。

 このところ多くのイベントやライブがウイルスの影響で、延期または中止に追い込まれている。同公演は6月とはいえ、感染拡大が終息しているかは分からない。それでも三宅は「今回はお年寄りと小学生が一緒に笑える分かりやすいギャグを目指している。笑いは免疫力を上げるので、熱海五郎一座が日本を救いたい」と前向きだ。

 関係者は「出演者のみなさんが、この舞台を開催したいという思いがとにかく強いんです。ずっと自粛したままというわけにもいきませんし、今の暗いムードを打ち壊したいんですよ。やるからには、出演者の健康管理はもちろんのこと、会場の換気を行ったり、観客のみなさまに手の消毒を行ってもらうなど、徹底した対策をとっていきます」と気を引き締める。

 実際に行うかどうかは、その時の状況次第だろうが、はたしてどうなるのか。