ものまね芸人でイベントキャスティング会社を経営するジーニー堤(34)が16日、公式ブログを更新。所属していた松竹芸能を15日付で退所したお笑いコンビ「TKO」の木下隆行(48)と業務提携契約を締結したことを発表した。

 お笑いコンビ「ハリセンボン」近藤春菜(37)のそっくりさんとして知られるジーニーは「ご報告させて頂きます」と題し「2020年3月16日 弊社株式会社ヴィンテージ1はTKO木下隆行氏と業務提携契約を締結した事をご報告申し上げます」と報告した。

「イベントやテレビ、ラジオをはじめとした既存の仕事から新ジャンルにおける挑戦まで幅広くサポートさせて頂く予定でございます。今後も木下共々ご愛顧下さいますようよろしくお願いいたします」という。

 木下は俳優としてドラマに引っ張りだこの売れっ子だったが昨年、「オジンオズボーン」篠宮暁(37)に楽屋でペットボトルを投げつけたことや、「安田大サーカス」クロちゃん(43)にロケで暴力をふるったこと、「よゐこ」濱口優(48)の結婚パーティー資金として後輩から集めた会費を“着服”したことなどを週刊誌で告発され、謹慎状態となっていた。

 さらに、昨年芸能界を震撼させた“闇営業問題”の火元である元「カラテカ」入江慎也(42)と親しく、しばしば女性を世話させていたとの疑いもあり、実質的な“クビ”と評判だ。それでもコンビは解散せず、今後もフリーで活動を続けると明かしていた。

 堤によると、初めて会った時に「才能あるよ!すごいわ!頑張れよ!」と励まされ、7年間の付き合いだという。後輩に“押し売り”していたという木下プロデュースブランド品も毎回安く購入し、助かっていたとか。

「食事や旅行、沢山のお時間を過ごさせて頂いた中で僕から見る木下隆行という人間は面倒見が良く、笑いに真剣で、お笑いにも後輩にも共演者にも愛のある人間でした。その木下さんの今後の活動をお手伝い出来ることはとても光栄な事です」と、四面楚歌の木下を擁護した。

 3月末から4月初旬にかけて木下本人の口から、騒動の経緯などについて説明する予定だという。ジーニーは2月末、新型コロナウイルス感染拡大による自粛ムードで営業キャンセルが相次ぎ、倒産危機を訴えていた。