ジャーナリストの池上彰氏(69)が14日放送のテレビ朝日系「池上彰のニュースそうだったのか!!」で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本人が海外で差別を受けることに言及した。

 池上氏は「世界から見ると、日本はだいぶ感染が広がっている国というふうに見られている」とし、その原因として「696人の感染者を出したクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』のイメージが世界に広がっているため、『新型コロナというと中国以外は日本だ』というイメージがすり込まれた」と分析した。

 また、新型コロナウイルスの今後について「無症状の人から感染する点で、コロナウイルスの封じ込めは難しいのではないか」と見解を述べた。「多くの専門家は、季節性の定期的に感染が広がるウイルスとして定着していくのではないかとみている。いずれは新型コロナウイルスと共存していかなければならない時代になるのかもしれない」とコメントした。