デヴィ夫人展 2000人来場も「中止議論出ず」のワケ

2020年03月11日 17時00分

神田うの(左)も駆け付け上機嫌のデヴィ夫人

 新型コロナによるイベント自粛ムードも、セレブ貴婦人にはどこ吹く風のようだ。

 タレントのデヴィ夫人(80)の足跡をたどる展覧会「デヴィ・スカルノ展 わたくしが歩んだ80年」が、18日まで東京・中央区の松屋銀座で開催される。

 初日の10日午前には同所で内覧会を実施。安倍晋三首相が2月26日に大規模イベントの自粛を要請して以降、イベントの中止が続出する中、展覧会の初日を迎えたことにデヴィ夫人は「心から感謝」と語った。

 開催を決めた判断は意見が分かれるだろう。この日も、首相は自粛要請について、さらに約10日間の延長を求めたからなおさらだ。

 関係者によれば、デヴィ夫人の展覧会をめぐり延期、中止の話は「出なかった」そうで、「開催に向け(感染防止の)準備を粛々と進めてきた」という。
 会場ではマスクの着用を呼びかけ、アルコール消毒剤を設置。デヴィ夫人は「勇気を持って見に来てくださるとうれしい」と呼びかけた。

 フタを開けてみると、この日の夕方時点で2000人の来場者があったという。小規模な感染者集団を指す「クラスター」の発生も懸念されるが、複数の感染者が確認された大阪のライブハウスのように、一度に大勢の人が集結したわけではなく「2000人」は入れ代わり立ち替わりの数字だ。会場を歩いてみても、感染が拡大する要件である(1)ハコが狭い(2)換気が悪い――の2点には該当しない。主催者側はこのあたりも考慮して開催を決めたとみられる。

 前出の関係者は「自粛ムードで人々が行く場所が限られるから、展覧会に足を運んだ面もあるかもしれない」と指摘した。

 とはいえ、これが本当に妥当かどうかはわからない。今後もあらゆるイベンターは、開催の可否をめぐって頭を悩ませる日々が続きそうだ。