「イッテQ」のお祭り企画復活 高視聴率獲得も思わぬ逆風

2020年03月10日 17時00分

宮川大輔

 一難去ってまた一難か――。やらせ疑惑を報じられ休止していたバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のお祭り企画が、1年4か月ぶりに復活した。

 8日に「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」と題されて放送されたが、その平均視聴率が15・4%だったことが9日にわかった。

 今回は、米コロラド州で24年間続くというフルーツケーキ祭り。クリスマスに余ったケーキを投げて競うものだが、“お祭り男”の異名を取る宮川大輔(47=顔写真)は「めっちゃ楽しかった!」と笑顔を見せた。

 テレビ局関係者は「休止明けで注目を集めたことを割り引いても、15%台をマークしたのは健闘と言っていい。それだけ視聴者からこの企画が支持されたということ」と指摘する。

 お祭り企画にやらせ疑惑が浮上したのは2018年11月。週刊文春が2週にわたって「タイ・カリフラワー祭り」(17年2月12日放送)と「ラオス・橋祭り」(18年5月20日放送)をでっち上げと報じたのだ。しかも放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会も「放送倫理違反があったと言わざるを得ない」と断じた。

「『イッテQ』はドキュメンタリーバラエティーをうたっていただけに、やらせは視聴者を裏切る行為。当時日テレ上層部はカンカンでした」と明かすのは芸能関係者だ。

 それでも打ち切られることなく、復活にこぎつけたのだから、宮川や番組スタッフは安堵したに違いないが、問題はこれからだ。

「新型コロナウイルスが世界的に流行する中、各国が日本からの渡航を制限する動きがありますし、そもそも祭り自体が中止されている可能性もある。どこまで続けられるか…」(同関係者)

 次の放送は半年後、なんてことにならなければいいのだが…。

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)