おネエ系タレントのクリス松村が9日、公式ブログを更新し、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で仕事がキャンセルになったことを報告。感染拡大の勢いが一向に衰えないことから、東京五輪の延期を提案した。

 クリスは「キャンセル…仕方ない…」と題し「非常事態宣言がされているアメリカの都市では、市民マラソン大会が行われたり、ブロードウェイでは、ミュージカルが変わらず上演され、観光客がいつもと変わらず並んでいる…こんな報道も拝見しましたが、このことで…何か後々起こるのか…ということは、誰もわかりません。しかし、新型コロナウイルス感染によって、健康を害する方、亡くなられる方が多数おられる以上、隣の芝生は青い…というような感覚にはなるわけもありません」と長い海外生活の経験を生かし、冷静に国際情勢を分析。

 そして「私も、来日の外国人アーティストたちへのインタビューが予定されていましたが、来日公演が中止、延期になって…幻となりました。というより、このままでは…自分が海外へも行きづらい状況ですね」と、楽しみにしていた仕事がなくなったことを明かした。

 海外アーティストの中にはめったに来日しない大物もおり、インタビューのチャンスは限られる。芸能界きっての音楽通で「ミュージック・モア」(TOKYO MX)をはじめテレビ・ラジオで多くの音楽番組を担当し、音楽への愛が人一倍強いだけに相当な悔しさがあるはずだ。

 クリスは「オリンピックも延期出来るならば秋に延期をしたほうがいいのではないか…と思います。もともとは、どこかの国のテレビ放送の都合でアスリートも観客も喜んでいない真夏に開催ということですから、中止になって、大損失するよりは、その国の放送に関係なく延期でも開催したほうが、最悪のシナリオではないのかな…と素人考えでは思います」と提案した。

 最後に「開催国として、見切り発車、責任感にかける行為は絶対にしてはいけませんし…敵が見えないだけに苦しい闘いが続きますね。早く、この憎き流行コロナウイルスがおさまることを願います」と祈るように結んだ。