元力士の路上相撲パフォーマー「ごっちゃんこ」さん 注目度アップで“満員御礼”

2020年03月09日 17時00分

迫力パフォーマンスのごっちゃんこさん

 新型コロナウイルス感染対策で大相撲春場所の無観客開催が話題になる中、路上でも元力士のパフォーマンスが注目を浴びている。

「アイ・アム・ヘルニスト、ヘルニスト、ヘルニスト、僕はヘルニア 腰が痛い、足しびれる、相撲できない、なんでなの~~」

 相撲のまわしをつけて、即興でラップを披露しているのは「ごっちゃんこ」さん(27)だ。

 ごっちゃんこさんがラップをぶちかます姿は、すごくドープ(かっこいい、ヤバイ)だ。

 京都在住のごっちゃんこさんは普段、京都河原町でパフォーマンスを披露しているが、最近は東京都内でも活動を続けている。

「自分は相撲が好きなんですよね。角界を引退しましたけど、これが自分の道なんです。まわしをしめて、路上に土俵を描いて、そこでラップする。ラップは自分自身のことを歌っているんですけど、これが今の自分だと思っています。ラップは気持ちを乗せていくことが大切です。気分が乗ってきたときは即興でも韻を踏むことができます。このようなことをやっているのは角界の人たちも知っています。もうやるしかないですよね」(ごっちゃんこさん)

 6歳から相撲を始め、近所に元大関の琴光喜も通ったという相撲道場で学んだ。大学では相撲部。卒業後は入間川部屋に入門し、東幕下49枚目まで進んだ。しかし、「心身ともに限界を感じ、自分の中でこれで十分にやりきった。もう辞めてもいいだろう」という気持ちになったので2017年9月に引退した。

 その後は京都のゲストハウスや飲食店、青果店でも働いた。昨年6月までは、パーソナルトレーニングの指導をしていた。

 東京に来る前は、メキシコやオーストラリア、フィリピン、ハワイでもパフォーマンスをやっている。

「自分は相撲という文化や伝統、魅力を伝えたいんです。路上でパフォーマンスをしているのも、そのことからです。また、海外にいる人たちに相撲文化を伝えていきたいと思っています」

 投げ銭生活一筋のサバイバル人生は、まだまだ続く。