世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの登場を予言した漫画がフランスにあった!
古代ローマ時代を舞台に、主人公の村人・アステリックスを描いたフランス人気漫画「アステリックス」シリーズの2017年に発売された「アステリックスと戦車レース」に、なんと「コロナウイルス」という名の悪役が登場しているのだ。
シリーズのスタートは1959年で、「コロナウイルス」というキャラクターが登場したのは37作目にあたる。馬を使った戦車競走に、勝利のためには手段を選ばぬコロナウイルスが顔面を金色のかぶとで覆い登場。相棒のバチルス(ラテン語で細菌という意味)とともに猛スピードで走り抜け、アステリックスと競う。
この描写は、新型コロナウイルスが世界中に広がり、人々がマスクで予防する姿に似ていると話題に。02~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)も、12年の中東呼吸器症候群(MERS)もコロナウイルスだが、17年の漫画だから、むしろ現在を予言していたのではとの関心を呼んだとみられる。
新型コロナと漫画については、大友克洋氏による「AKIRA」(初版82年)では、20年東京五輪の開催を前にパニックが起き、開催中止という噂が流れる。「WHO(世界保健機関)、伝染病対策を非難」という新聞記事が載った場面まであるのだ。これも予言かと騒がれている。
ユーチューブチャンネル「ATLASラジオ」でオカルト情報を収集・発信しているオカルト研究家の山口敏太郎氏は「創作物が現実に発生する出来事を予言してしまう奇妙なことは多々発生しています。今回も、まるで新型コロナウイルスが世界中をレースのように猛スピードで駆け巡る現実と、気味が悪いくらいリンクしています」と語る。
さらに「作家の創作行為が何らかのアカシックレコード(宇宙や人類のすべての歴史と未来が記されているとされるデータバンク)にアクセスしてしまい、神の啓示のごとく未来の情報を創作物に反映してしまったのでしょうか」と指摘した。