カラテカ・矢部太郎(42)が26日、都内で行われた「TEZUKA2020」新作漫画お披露目イベントに出席し、“手塚治虫AI”の作り出した新作マンガ「ぱいどん」のお披露目を見届けた。

 この日は、“マンガの神様”こと故手塚治虫さんのエッセンスを学習させた“手塚治虫AI”に、ストーリーの方向性とキャラクターを作らせて、それを人間が仕上げた新作マンガ「ぱいどん」(27日発売のモーニングに前編掲載)が披露された。

 イベント前に「ぱいどん」を読んだという矢部は、「キャラクターが魅力的。仕事を簡単に受けないところとか『ブラック・ジャック』のような。ギミックもあって『三つ目がとおる』の写楽保介みたい」と絶賛した。

 矢部といえば、昨夏の闇営業騒動で相方の入江慎也(42)が吉本興業から契約解除されたのが記憶に新しい。お笑いコンビ「カラテカ」という看板は、完全に開店休業状態に陥っている。

 ある芸能関係者は「入江自身、芸能界復帰への未練はほとんどなさそう。一時は人脈を生かしたコンサルタント業を行う個人会社の危機もささやかれましたが、新規の顧客を獲得するなど好調な様子。むしろ裏方になったことで好き勝手にできると息巻いてる」と明かす。

 そうなれば矢部は個人での活動に頼らざるを得ないが、今後はマンガ家としての出世作「大家さんと僕」シリーズ以外の作品も求められる。この日は“手塚治虫AI”のストーリー制作のプロセスを説明されて「勉強になります」と熱心に聞き入っていたが、今後の新作マンガ制作の足掛かりとなるか!?