文壇が認める「作家・紗倉まな」の実力 3作目小説刊行に「どうしてこんなにも新鮮」の声

2020年02月27日 16時50分

紗倉まなの才能はとどまるところを知らない

 本紙連載「黄金のカルテット」でおなじみの「セクシー女優まなてぃー」が快挙だ! 人気セクシー女優で作家の紗倉まな(26)が26日に都内で、新刊「春、死なん」(講談社)の刊行記念記者会見を行った。

 この日の紗倉はネコ柄のキュートなブラウスに赤いロングパンツというりんとした装いで登壇。フォトセッションでカメラマンに視線を求められるたびに「よろしくお願いします」と「ありがとうございます」でほほ笑みかける“神対応”で報道陣の心をわしづかみにした。

 小説として3作目、文芸誌「群像」にも掲載された表題作「春、死なん」は妻に先立たれた孤独な70歳男性・富雄が主人公。老人の恋と性をテーマにしたのは、AVリリースイベントに来てくれたお客さんとの会話がきっかけだったという。

 紗倉は「五輪の余波でエロ本が規制されていくと、性欲の処理や寂しさをどう補っていくのだろうという興味があって、今回の題材ともなる高齢者の性につなげられた」と説明した。小説を書くようになって以来、「作家」と呼ばれることも多くなったという。「肩書が恥ずかしいというか、違う気がしていて。私は“エロ屋”として長く続けられたらなと思います」と謙遜するが、文壇からはその実力を称賛する声が上がっている。

「七十歳の主人公の、周囲には理解されない心身の不調の苦しみと、年齢を重ねても抜け出せない業のようなものが、臆することのない筆致で描かれている」(芥川賞作家の磯崎憲一郎氏)、「老い、父と母、母と娘、男と女、『私』とは誰か。どれもありふれた光景のはずなのに、どうして、こんなにも新鮮なんだろう」(作家の高橋源一郎氏)

 トップセクシー女優という他にはない強みがある紗倉。このまま“二刀流”を継続すればベストセラー作家の仲間入りを果たす日もそう遠くはないはずだ。