元投資ジャーナル会長焼死体で発見 思い出されるトップアイドルとの“仲”

2020年02月26日 17時00分

 あのアイドルとの関係は――。東京葛飾飾区のアパートで20日朝に起きた火災で、焼け跡から見つかった遺体が、1980年代に多くの投資家が詐欺被害に遭った「投資ジャーナル事件」で懲役6年の実刑判決を受けた中江滋樹元会長(66)と確認された。焼死とみられる。

 中江氏といえば、24歳で兜町デビューを果たし「兜町の風雲児」と呼ばれた人物。78年に「投資ジャーナル」を設立して「保証金の10倍まで株の買い付け資金を融資する」とのうたい文句で、投資家約7800人から総額約584億円を集め、うち百数十億円が投資家に戻らず、警視庁が86年に逮捕した。

 若くして株投資で巨万の富を得て、政財界に人脈をつくり、その遊びっぷりも派手だった。中でもワイドショーをにぎわせたのが、当時のアイドル歌手・倉田まり子との関係だった。

 84年9月、創刊直前の写真週刊誌「フライデー」のテスト版に掲載されたのが、中江氏と倉田のツーショット写真。

「この5年前に歌手デビューしていた倉田はNHK『レッツゴーヤング』の司会に抜てきされるなどトップアイドルだった。すでに証券取引法違反容疑がかかっていた、ロン毛にヒゲ面の中江氏が倉田の肩を抱き、満面の笑みを浮かべていたのだから大騒ぎになりました」(ワイドショー関係者)

 しかも、84年2月に倉田が目黒区内に購入した3階建て豪邸の資金が、中江氏から出ていたことが判明。同年3月末で所属事務所との契約が満了し、芸能界を休業していたことから“愛人疑惑”が拡大した。

 倉田は一貫して愛人関係を否定する一方、85年に「中江会長から7000万円を借りました」と借入金だったと認めた。

「国税局も借入金と認め、債権が差し押さえられ倉田は豪邸を売却し、その金は被害者救済に充てられました。のちに中江氏も男女関係を否定しましたが、倉田は目指していた芸能界復帰を断念。当時のファンは嘆いたものです」(同)

 それも著名人との交遊で知られた中江氏の一面だったようだ。