泰典被告に実刑判決もまだ終わらない!籠池劇場 N国党・立花氏と青汁王子の強力援軍参戦

2020年02月20日 17時00分

小学校の土地・建物の購入に言及したN国党・立花党首と三崎氏(右)

 有罪判決を受けた籠池夫妻に強力援軍が出現!? 国や大阪府、大阪市の補助金計約1億7700万円をだまし取ったなどとして、詐欺と詐欺未遂の罪に問われた学校法人「森友学園」の前理事長籠池泰典被告(本名・康博)被告(67)と妻諄子(本名・真美)被告(63)の判決で、大阪地裁が19日、泰典被告に懲役5年の実刑、諄子被告に懲役3年、執行猶予5年を言い渡した(いずれも求刑は懲役7年)。“籠池劇場”も一区切りかと思いきや、永田町をにぎわせる“あの人たち”が参戦。森友問題はまだまだ終わらない。

 夫婦そろって裁判所入りの際、報道陣を前に諄子被告は「昨日、大変なことがありました」と話し、検察側から弁護士に送られてきた補助金の不正受給金額を訂正した報告書を提示。「とんでもない話だ」と憤る泰典被告の横で「イヤ。こんな裁判イヤ」と叫びながら、裁判所へと入った。

 弁護側からの申し立てを受け、弁論が再開され、諄子被告は弁護士にお辞儀をしたり、泣きすがったりと不安定な状態になり、10分ほどで休廷。20分後に再開され、審理を終えた。

 野口卓志裁判長は泰典被告について「手口は巧妙かつ大胆で、犯行の中心的立場にあった。前科前歴はなく、謝罪の意を示しているが、全事件の悪質性や結果の重大性に鑑みると、実刑を持って臨むほかない」と指摘。諄子被告には「刑事責任は泰典被告に比べると一段低い。執行猶予が相当」と説明した。

 閉廷後、泰典被告は刑事施設に収監されたが、弁護団とともに取材に応じた諄子被告は控訴について「主人が決めること」としたが「不当な裁判に納得できない。安倍総理に反逆したら、警察も裁判官もつながってるのかな。公文書を改ざんした人は不起訴なのに。安倍昭恵さんも嫌いです。卑怯です」とまくしたてた。

 判決が出たことで3年近く続いた“籠池劇場”も一区切りかと思いきや、諄子被告は突然「青汁王子さーん!」と呼びかけ。すると、昨年9月に脱税で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けた“青汁王子”こと三崎優太氏(30)がさっそうと登場した。

 三崎氏は、泰典被告の保釈金500万円を立て替えたことを明かし「この事件の公文書改ざんは根深い問題。改ざんした“上級国民”は一切、罪に問われていない。これが罪でないなら、籠池さん夫妻も無罪であるべき。僕も国税局や前(元)国税庁長官の佐川(宣寿)さんには思うところがある。何か変わるのであれば僕も応援したい」と説明した。

 三崎氏の来阪は他にも目的があった。

 前日に「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(52)らと大阪を訪れ、籠池夫妻が開校を目指した小学校の跡地問題について話し合っていたのだ。

 その立花氏は「国民の財産である国有地を有効利用せず、いつまで寝かせとくんやと。国も(国有地の森友学園への売却価格は)1億3400万円と言っていたんだから、建物ごと買おうかなと思い、青汁王子と打ち合わせしてたんです。ウチの浜田聡参院議員は財政金融委員だから話もできるし、ゴミの有無も調べられる。(建物の所有権を主張している)藤原工業さんも喜ぶでしょ?」と語る。

 買い取りについては三崎氏も「おいしいと思いますよね。国が1億3400万円って認めてるわけだから。市場価格との乖離もあるだろうし、その値段でいいのなら安いもんですよ。本当にそれでいいのかとは思いますけど」と前向きだ。

 運営についても立花氏は「ユーチューバー小学校をつくりたい」とのプランを明かしており、三崎氏は「学校を経営したことはないから、どれだけの収益が見込めるかはわからないけど、大阪市内からも近いし、立地もいい。それにしても安い」と話した。

 実刑判決となった泰典被告の応援にも立花氏は「これまでの籠池さんは防戦だった。攻撃に入るため、まず小学校の土地を動かし、土地の値引き、公文書改ざんを明らかにしたい」と宣言。

 永田町を騒がせる面々は、森友問題をあやふやなまま終わらせるつもりはない。