“ハコフグの帽子”が体の一部として正式に認められた。

 12日に行われた参院国際経済・外交調査会に、タレントのさかなクン(年齢非公表)がトレードマークのハコフグの帽子をかぶって出席した。

 東京海洋大学名誉博士・客員准教授でもあり、2012年には、海に関する研究や啓蒙活動に貢献した「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞。国会には参考人として出席した。

 参院規則では、本会議場や委員会室での帽子の着用は禁じている。だが、今回は「帽子は皮膚の一部」と主張するさかなクンの立場に配慮し「品位や礼節を欠くものではない」として、各会派が特例を認めた。

「本当にありがたい。ギョギョっと緊張してしまった」とさかなクン。

 審議の全体のテーマは「海を通じて世界と共に生きる日本」で、さかなクンは自作のカラフルなイラストを使いながら海洋プラスチックごみ問題などについて意見陳述。海洋の利活用と開発の在り方がテーマの審議では「持続可能な社会を考えるため、外に出て自然の美しさをギョカン(五感)で学んで」と訴えた。

 タレントの岡元あつこはツイッターで、このさかなクンのニュースのネット記事を引用し「以前機内でニット帽をかぶったさかなクンを見かけたのですが、座ってニット帽を脱いだら、その下がハコフグ帽子だった時、感動すら覚えました。さかなクンはさかなクン。」とツイート。

 岡元の知人は「年末のトークライブでも、喜々としてさかなクンの話をしていて、本当にびっくりしたと言っていた」と話している。

 やはりハコフグの帽子は、さかなクンの体の一部だったということだ。