俳優・的場浩司(50)が11日、東京・中央区の松屋銀座で開催中のバレンタイン特別催事「ギンザバレンタインワールド」(14日まで)で、トークショーを行った。

 イタリアからチョコレートの祭典「ユーロチョコレート」が初上陸。一切れ1000円以上の高級舶来チョコレートがズラリと並び、チョコ好きで押すな押すなの大盛況となった。

 的場は「スイーツは一期一会。奥が深い。甘いものは人を笑顔にする。スイーツ食べたら一日中、人にやさしくできる」と熱っぽく持論を述べた。

 18歳のころ、人気番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)に素人出演し、デビュー。その後、ツッパリキャラで次々と人気ドラマ・映画に出演し、スターとなった。現在は家族を大事にし、顔に似合わぬ愛妻家として知られる。

「若いころは、所属事務所にチョコが結構届いていた。学生のころは一番もらった時でも10個かそこらかな。妻は毎年くれる。撮影で京都に1か月いるような時も、わざわざ送ってくれる」。家族の絆は深いようだ。

 さらに「この年になるとね、贈り物は値段じゃない。お金より、自分にかけてくれる時間、思いが何よりもうれしい。あ、自分のことを想像してわざわざ選んでくれたんだとか、手紙がついていたら、俺みたいな人間に時間をかけて書いてくれたんだとか。そういうことに思いを巡らせて、とてもうれしくなる」と、しみじみ語った。

 トークショー終了後、熱心に話に耳を傾けていた妙齢の女性ファンたちが、次々とチョコとおぼしき紙袋を手渡す。的場は一人ひとりと握手し、言葉を交わして舞台裏に姿を消した。両手に抱えた紙袋は、10個をはるかに超えていただろう。結婚し、子供が成人を迎えてもなお、学生時代よりモテるとは、なんともうらやましいではないか。