ベテラン漫才コンビ「オール阪神・巨人」(オール巨人=68、オール阪神=62)が4日、大阪市の吉本興業本社で「45周年記念公演」ツアー発表会見に登場した。

 1975年にコンビを結成。巨人は「40周年のときに『45周年はやらない』と言っていましたが、会社が『やれ』と言いますので」と話すと、阪神は「相方は40周年で辞めると言ってましたが、僕のローンがまだ残ってるから辞めんといてと言いました。今もまだローンが残っているから、あと5年はやってもらおうかと思っている」と笑わせた。

 9日の富山県民会館を皮切りに全国6か所を巡る公演は漫才と歌謡ショー、芝居などで構成される。ヒット曲「男の子守唄」など歌唱力に定評のある巨人は「5曲くらいは歌うつもりです」と語った。

 現在、6月発売予定の新曲のレコーディングに向けて動いているそうで「マジなところ、紅白狙ってます」と「男の子守唄」でかなわなかった紅白歌合戦出場に虎視眈々。内容については「ロックバラードと、お父さん母さんにしみ入るような歌謡曲、それと演歌調の阪神くんとのデュエットです」と明かした。

 デュエット曲は、「喝采」「北酒場」で2度の日本レコード大賞を受賞した作詞・作曲家の中村泰士氏に作ってもらったといい、巨人が「手拍子をもらえそうな歌ですし、45周年で回るときに最後に歌おうかと思っています」と話すと、阪神は「2人の歌の方が売れたりしてね」といたずらっぽく笑った。

 そんな2人は、闇営業問題での謹慎から復帰した「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)と「ロンドンブーツ1号2号」田村亮(48)についても言及した。

 巨人は宮迫について「(明石家)さんまさんが入ったりもしてますが、僕らは会社と宮迫君がどういう話になっているのかわからない。そのうち帰ってきたらいいのかなとも思いますが、(ユーチューブ配信の)1回目はああいう形(神妙な表情での謝罪)ではなく、軽く入っても良かったのでは」。

 今後の雨上がりについては「ホトちゃんの気持ちちゃうかな」と、相方の蛍原徹(52)を思いやった。

 一方、亮については「ロンブーの場合、コンビ愛を感じる」と指摘。阪神も「(淳が)亮君を助けて復帰を待ってね。僕も亮君が釣り好きなんでメールを送ったんですけど、いろいろ悩んでるようで返事がなかった。復帰しましたし、また『釣り行こうか』ってメールしようと思います」と話した。