沢尻エリカ被告 主治医がまさかの「依存症あり」証言

2020年01月31日 19時07分

沢尻被告を乗せたと見られる車が東京地裁を後にした

 自宅に合成麻薬「MDMA」などを所持した麻薬取締法違反の罪に問われた女優の沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日、東京地裁で開かれ、検察は懲役1年6月を求刑した。弁護側は執行猶予判決を求めている。19歳のころに違法薬物と接点を持ち、キャリアは10年以上。病院で受けた依存症検査で、大麻に関しては「軽度の依存性が認められる」と“衝撃診断”されたことも判明した。これらを踏まえ、沢尻被告は「女優復帰は考えていない」と言い切った――。

 衝撃の逮捕からおよそ2か月半――。沢尻被告が法廷に姿を現した。

 ナチュラルメークで黒髪はうしろで一つに束ねたポニーテール。黒のパンツスーツ姿で、白のシャツは第1ボタンまで締めていた。裁判官から職業を聞かれ「無職です」と答えた。

 起訴状などによると、同被告は昨年11月16日、渋谷区のクラブ「W」から帰宅したところを、警視庁組織犯罪対策5課の捜査員に声掛けされ、その後、家宅捜索で自宅マンションから合成麻薬MDMAの粉末0・198グラムを含むカプセル2錠が見つかり、同法違反で逮捕された。同じ部屋からは、合成麻薬LSDを含んだ紙片と液体計0・685グラムも押収された。

 起訴内容を認めた同被告は、違法薬物との接点について「19歳の時に知人男性から入手し、そのあと(入手先が)知人女性になり、再び(前出の)知人男性になりました」と述べた。

 事件によりNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のヒロイン・帰蝶役を降板。ドラマは一部撮り直しを余儀なくされた。これに同被告は「経済的にも大きな損害を与えてしまったことを深くおわびします」と謝罪した。

 情状証人には主治医と実兄が出廷。主治医の男性は依存症テストで「MDMAやLSDなどの幻覚剤に対しては依存症はみられなかった」としたものの、大麻に関しては「軽い依存症が認められる」と報告した。

 薬物治療の担当医が出廷するのは、昨年のピエール瀧(52)、田口淳之介(34)&小嶺麗奈(39)以来で、大抵は依存していないことをアピールするのが狙いだが、今回はまさかの「依存性アリ」という結果となった。

「つまり、どれだけ大麻を吸ってきたんだよ、ということになる。期せずしてジャンキーであることが証明されてしまった」(テレビ関係者)

 これについては本人も「大麻は自分でコントロールして、いつでもやめられると思っていたのでショック」と述べた。

 次に出廷した兄はそうした現状を踏まえ「女優業は、このままでは厳しい」と指摘。沢尻被告も、その後の被告人尋問で女優復帰について聞かれ「全く考えていません。あまりに身勝手な行為で多くの方を裏切り、傷つけました。代償は計り知れず、私が復帰を語れる資格はありません」と吐露した。

 では、今後どうするつもりなのか?

 前出の主治医は「お母さんとレストランをやるのもいいし、どこか学校で学ぶのも一つ(の選択肢)」と提言。都内で飲食店を経営する兄も「僕の方でサポートしていきたい。家族で一緒にやっていきたい」と述べた。

 母親のリラさんはかつて都内で地中海料理店を営んでおり、沢尻被告も以前から「いつかまた店をやってほしい」と語っていた。

「お兄さんのバックアップのもと、気分転換にリラさんと飲食店をやるのもいいかもしれない」(音楽関係者)

 沢尻被告は逮捕されて初めて気付いたことについて次のように語った。

「心配して叱ってくれた正しい意見に耳を傾けることなく、現実から逃避していた。薬物がつなげてくれた偽りの友情にとらわれて、逃れられなかった。非生産的な日常からは何も生まれない。すべては幻。心の底から後悔しています」

 逮捕後、携帯電話は解約し、SNSはすべて削除した。“悪友”との関係を断ち切り、家族とともに再起を期す覚悟だ。