俳優・池田純矢(27)が30日、大阪市内で舞台「―4D―imetor」の取材会を開いた。

 自身が作・演出を手掛けるエン*ゲキシリーズ第5弾は、量子力学をテーマに繰り広げられる謎解きミステリーで、4次元世界と超能力を“イリュージョンマジック”で見せる体験型エンターテインメント。超能力研究所所長役の池田と、記憶を失ったナゾの少女・ノアを演じる元乃木坂46の生駒里奈(24)によるダブル主演作だ。

 前作「絶唱サロメ」まで、主演を務めることはなかった池田だが「丁重にお断りさせてもらったんですが、プロデューサーに『やれ』と脅されまして…。莫大なセリフ量ですし、自分で首を絞めてると思う。オリンピックで金メダルを取るというか、やらねばならぬがハードルは高いって感じです。地獄です」と苦笑した。

 ダブル主演を務める生駒については「『絶唱サロメ』を見に来てくれて『すごく面白かった。自分がやりたいことに近い感覚を持った』と話してくれた。飯に誘って、僕と組んでくれませんかとお願いしました」と食事会で口説き落とした経緯を説明。「国民的グループのセンターだったし、存在感があってパワーにあふれている。でも、中心のところにははかなさや透明さがある。説得力を持って表現してもらえるんじゃないかと思った」と期待した。

 東京公演は5月8~18日(紀伊國屋ホール)、大阪公演は同23~24日(COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール)で行われる。