小泉進次郎環境相(38)が自身の“下半身スキャンダル”疑惑に国会で「ゼロ回答」を示し、落胆の声が上がっている。

“政界のプリンス”と呼ばれる進次郎氏だが、フリーアナウンサーの滝川クリステル(42)と結婚発表後は、“夜の政治活動”に関する話題ばかりが先行し、失地回復できない状況が続く。

 28日の衆院予算委員会で立憲民主党の本多平直氏が、進次郎氏の疑惑を追及した。進次郎氏が政治資金収支報告書に記載した2015年6月の軽井沢のホテル宿泊費に、私的利用の疑いが出ている問題だ。

 昨年「週刊文春」が進次郎氏と人妻の実業家Aさんが過去に不倫関係にあったと報道した。Aさんとの密会にホテルを利用したのではないかということで、本多氏が「公私混同で友人や知人、家族を呼んだりしたことはないか」と質問した。

 これに対して進次郎氏は「ご指摘の内容(軽井沢のホテル)で言えば、現地で泊まり込みのカンファレンス(会議)があり、秘書と一緒に行った。それを報告書に書いて報告し、法令に基づいて対応しています」と話し、あくまで政治活動の利用だったと強調した。

 進次郎氏は滝クリと交際期間中から、結婚後の現在も赤坂の議員宿舎に居住。だが政治資金収支報告書には、都内の1泊十数万円の高級ホテルの宿泊費が多数計上されている。

 本多氏が「不自然だ」と追及すると進次郎氏は「横須賀、三浦の地元秘書が宿泊した場合も含め、ホテルの利用もある」と説明した。

 しかし、ある野党議員は進次郎氏の答弁に「ゼロ回答だった。秘書の方には申し訳ないが、打ち合わせ等で秘書に高級ホテルに泊まってもらうとは、普通の政治家なら考えられません。進次郎氏は不倫疑惑を払拭しきれていません」と語る。

 今後、カギを握るのは滝クリの“内助の功”だという。

 自民党関係者は「28日にクリステルさんがインスタグラムに子供の写真をアップしました。いずれ名前も明かされるとみられています。あとはクリステルさんがテレビや雑誌で進次郎氏の子育て論を展開すれば、失地回復につながる可能性が高いです」と話している。