闇営業騒動で謹慎中の「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)が29日、本紙既報通り、ユーチューバーとして再始動した。ユーチューブに公式チャンネル「宮迫です!」を開設し7分の動画「宮迫博之」を公開した。

 宮迫は「ごぶさたしております、宮迫です。え~、お騒がせした騒動から半年たちましたけども、ここで改めてご迷惑おかけした全ての皆さま、そしてご心配をおかけした全ての皆さまに、もう一度改めて謝罪させてください。本当にすいませんでした」と頭を下げた。

 現状について「いま僕は長年育てていただいた吉本興業さんとは契約を解除されている状態です。そして、さんまさんの計らいで、さんまさんの個人事務所に預かっていただいている状態です」と説明。「吉本さんとはご厚意でお話を聞いていただいている状態です。ですが、今後どうなるのかというのは、まだ厳密には決まっていません。これからもお話はさせていただきたいと思ってます」と話した。

 それから「今の僕の思いは、大好きな番組の待ってくれているスタッフ、そして何より30年以上、誰よりも一緒にいて苦楽をともにした相方の横に戻りたいです。これは、すごいワガママだと思うんですけど戻りたいです」と蛍原徹(52)との“コンビ再結成”への思いを重ねて口にした。

 宮迫は「そのために今の自分ができる最善の努力というのを、できること、何でもしていこうと思ってます」と活動再開への意欲を見せた。活動再開に否定的な見方があることを承知しているようで「それがいつになるか分かりません。もしかすると戻れないのかもしれませんけど、戻るためのできること、何でもします」と話した。

 半年の謹慎中について「毎日悩み、考えない日はなかったです。その中で引退して別の人生を歩んだ方がいいのかとか、何もせず待っていればいいのかとか、いろいろなことを考えました。でも、その考えている中で、やっぱりあの…お笑いが好きなんですよ。仲間と笑い合って、仕事をして、それを見てくれた人が元気をもらったって言ってくれるような、そのお笑いの仕事が本当に好きなんだなっていうのが、半年も初めてこの仕事を離れてみて、本当に実感しました。この仕事しかできないなというのを実感しました」と告白。

 ユーチューブについて「何か今の僕に皆さんに恩返しできるのは何かって考えた時にユーチューブに出会いまして、僕は正直、テレビの人間です。ユーチューブというものを敵として見ている人間だったんですけど、ユーチューブの人(クリエーター)と出会い、いろんな話を伺って、表現する場として、この場所が僕にとって一番自分を出せる場所だと本当に思ったのでユーチューブという場所を選ばせていただきました」と説明した。

 芸人仲間から反対の声もあったそうだが「この場所で皆さんに認めてもらえるように、許してもらえるようにできる事はなんでもやります。一から頑張ります。チャンス下さい」と再起の第一歩であると主張。「いろいろな意見があると思います。それを真摯に受け止めて、この場所で頑張っていきます。よろしくお願いします」と頭を下げた。

 宮迫はこの日、開設した公式ブログでも「いつか、蛍原さんの隣に戻りたい。コンビに戻りたい。この気持ちがあるから前に進みたいです」と再起への思いを強く訴えた。