市村正親 幸せかみ締める「子供も2人元気だし、妻は若くてきれいだし」

2020年01月27日 21時44分

トークショーを開いた市村正親

 俳優の市村正親(70)が27日、都内でエッセー集「役者ほど素敵な商売はない」(新潮社)刊行を記念し、トークショーを開いた。

 出演100作品を超える希代のミュージカルスターが、ファントム誕生秘話から劇団四季退団の真相まで全てを語り尽くす。翌日に誕生日を控えた演劇界のレジェンドは「ただの暴露本です」と冗談で笑いを誘った。

 四季を去って「ミス・サイゴン」に出合い、50歳で故蜷川幸雄さんと知り合う。さらには「ハムレット」で、後に妻となる篠原涼子(46)と巡り合った。2014年には胃がん、15年には半月板損傷に見舞われたが、不屈の闘志で復活した。

「順調で幸せな人生だなと思う。がんもヒザも治っちゃうし、子供も2人元気だし、妻は若くてきれいだし。最高だね」と満面の笑みを浮かべた。

 そうはいっても、がんはさすがに落ち込んだという。「が~んとショックを受けていたが、ファンからの手紙がたくさんきてね。重ねたらなんと俺の身長くらいになった。山口祐一郎(63)や山崎育三郎(34)のファンばかりで、それまで俺のファンはどこにいるんだと思っていたけど、本当にうれしかった」。ファンの声援で前に進むことができたのだ。

 作品がらみで招待されたロンドンでたらふく飲み食いし、胃が荒れて腹痛を起こしたせいで偶然、初期の胃がんが見つかった。そして胃を半分に切ったことで、肥満気味だった体形がスリムになった。

「全ては何かのためにある。僕は永遠の青年をやらなきゃならない。神様がデブになっちゃいけないと教えてくださったのでは。太っていたら舞台はできない。日ごろの努力のたまものかな」。努力を欠かさないからこそ、天も味方するのだろう。

 朝は6時半に起床し、朝一番で“マグマヨガ”に通って、大量の汗を出してから劇場入りするのだという。「ヨガに行ってるから、ステージの前に体が温まっている。それに、年を取ると肌が乾燥してくるが、汗をかいて毛穴が開くからかツルツルしている。70歳には見えないでしょ? 自分では60歳と思っている」。今でも足が頭上に軽々と上がる柔軟性を保って若々しい。いつまでも第一線で活躍し続けてほしいものだ。