女優で元宝塚歌劇団月組トップ娘役の愛希(まなき)れいか(28)が渾身の一作を作り上げた。それが「愛希れいか 2020年カレンダー」だ。

 このカレンダーは、愛希の要望で、フランス・パリで撮影された。「愛希がパリに住んでいたら」という設定で、パリで過ごす休日をイメージした写真が見どころとなっている。

 26日にはカレンダーの発売記念イベントを都内で行った愛希。撮影の場所にパリを選んだのは「宝塚に在団しているときから、フランス人の役をやることが多く、すごく縁を感じていた」からだという。初めて訪れたパリでは「昨年出演したミュージカル作品『ファントム』で、オペラ座を夢見る少女の役を演じたので、実際にオペラ座に行かせてもらった。役作りという面でもすごく勉強になった」と目を輝かせた。

 念願のパリ撮影では、宿泊施設はホテルではなく、スタッフとともにシェアハウスで過ごしたという。しかも、まるで合宿のような状態でのロケだったとか。

 芸能関係者は「今回はスタッフの数も最小限に抑えました。そのため、ヘアメークは自分でやっていたようです。普通なら、ヘアメークは苦手でできないという女優さんが多いのですが、愛希さんは、もともと舞台の人だから、そういうのもできたんだと思います。自分でやったメークでもきれいに撮れていたので感心しています」と話す。

 限られた時間のなかで、スタッフと協力しながら完成させたカレンダーの点数は「100点」と胸を張った愛希。

 昨年は「初めてのことで周囲に頼り切ってしまったから68点」と厳しめ評価だったが、今年は自分でヘアメークも行っての満足のいくカレンダーとなったようだ。