ヘンリー王子 新生活の不安は警備費年間8億円とパパラッチ

2020年01月22日 17時00分

英王室の公務から引退するヘンリー王子(ロイター)

 英王室の公務から引退するヘンリー王子の一家が、滞在先のカナダでパパラッチの執拗な取材で苦痛を受けているとして、法的手段を辞さないと弁護士を通じて警告を発した。英スカイニューズ・テレビなどが21日、報じた。

 21日付の英大衆紙サンは、メーガン妃が長男アーチーちゃんを抱き、カナダ西部バンクーバー島の公園を散歩する写真を掲載した。これに王子夫妻の弁護士は、同意のない隠し撮りだと批判。滞在する邸宅でも、パパラッチが「張り込み」を続けたり、望遠レンズで敷地内の夫妻を撮ろうとしたりしたと指摘した。

 王子と妻メーガン妃の王室引退理由の一つは、一部メディアの激しい取材の目から逃れ「平穏な生活」(王子)を送るためとされるが、パパラッチの王子追跡は英国外でも続きそうだ。

 夫妻への取材攻勢は結婚後に激化。王子は、パパラッチに追われて事故死した母ダイアナ元皇太子妃に重ね合わせ「妻が同じ強い力の犠牲になっている」と訴えてきた。

 王子一家はカナダ・ビクトリアの大富豪所有の約14億円の邸宅に2か月前から滞在。今後、一般人となる一家はカナダと英国両国で新生活をスタートするが、問題はカナダでの警備費といわれている。

「年間8億円にもなるという一家のカナダでの警備費を英国、カナダのどちらが支払うかは決まっていない。これまでの訪問ではカナダ側が負担してきたが、一般人としての移住となると話は別。世論調査では、一家を歓迎するというカナダ国民は4割に上るが、警備費の税金からの支出には7割が反対している。ヘンリー王子の自己負担になるのか、カナダと英国で折半となるのか、英国の全額負担になるのかが次の注目点だ」(海外メディア関係者)

 引退後の新生活への道のりはまだまだ険しい。