環境少女VSセクシー大臣の闘いが今年実現するかもしれない。

 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17)が21日、スイス・ダボスで開かれている「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)に参加し、環境問題への具体的成果を世界に求めた。

 グレタさんは「二酸化炭素排出量がほとんど減っていないなど、ほとんど何も成し遂げられていない」と指摘した上で「科学を重視して(気候変動の)危機をあるがままに認識するようにし始めなければならない」と現実を直視する必要性を訴えた。

 年が変わってもグレタ節は健在。昨年は世界中から注目される時の人となったが、今年も精力的に活動を続けるという。そこで期待されるのが日本訪問だ。年頭にグレタさんは「招待があれば訪日もしたい」と共同通信の取材に語っていた。

 いざ来日となったら誰が対応するのか。そうなると小泉進次郎環境相しかいない。しかし、不穏なムードが漂っている。

 永田町関係者は「小泉氏は昨年末の記者会見でグレタさん批判を繰り広げました。大人と子供の間に断絶をつくるようなやり方はよくないというのが小泉氏の意見です」と話した。

 先月20日と23日の会見で進次郎氏はグレタさんに言及。「飛行機に乗らないというのは無理」「大人たちに対する糾弾で終わってしまっては未来はないと思っている」などと疑問を呈していた。

 一方、進次郎氏は環境相就任会見でグレタさんについて「野球しかやってこなかった僕からするとすごいですよ。授業は休むもんだと思っていましたから」とピント外れの感想を述べていたこともあった。

 具体的成果を求めるグレタさんに“ポエム”での返答は通用しそうもない。進次郎氏にとっては厳しい闘いになりそうだ。