逃亡ゴーン被告 米テレビ局に「映画化は当然」

2020年01月14日 17時00分

逃亡劇の映画化をもくろむゴーン被告(ロイター)

 保釈中にレバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が米CBSテレビのインタビューに、噂されていた自身の逃亡劇の映画化について「当然ある」と話した。

 CBSのインタビューで「ハリウッド関係者からのアプローチはあったのか」と問われ、ゴーン被告は「イエス」。「映画化は実現しそうなのか」には「当然あるでしょう」と明言した。

 本紙既報通り、ゴーン被告は逃亡前の昨年12月、都内の制限住宅にハリウッドの大物映画プロデューサー、ジョン・レッシャー氏を招き、自身の逮捕、逃亡劇を描く映画の構想を話し合ったとされる。ゴーン被告は「日本の司法制度を悪役で描く。私の不当逮捕、無実を証明するための闘いを、驚くべき予想外の展開で描く」と熱く語ったという。

 その後、日本からの逃亡を遂行したことで、映画化が動きだしたとみられていた。今回のゴーン被告の発言は「レッシャー氏との映画化の話が具体的になったのでは」との見方の一方「争奪戦を起こし、良い条件を得るために誇張しているだけでは」など、映画関係者の間では様々な受け止め方をされている。

 また、ゴーン被告は、日産と連合を組むフランス自動車大手ルノーの会長辞任を巡って争う考えを示し、退職手当約25万ユーロ(約3000万円)の支払いを求め、昨年12月末にフランスの労働裁判所へ申し立てをしたと明らかにした。13日付のフランス紙フィガロが伝えている。

 日本からの逃亡には総費用2000万ドル(約22億円)をかけたといわれたが、本気で自伝、映画化などによって回収しようとしている。“回収するのはわけもない”と言わんばかりだが、思惑通りにいくのか。