NHK大阪 闇営業芸人の起用に慎重姿勢「視聴者に不信感や疑念を抱かれないよう対応」

2020年01月09日 16時12分

新春会見に臨んだ有吉局長

 NHK大阪放送局の新春局長会見が9日、大阪市の同局で行われた。

 昨年は芸能界の不祥事が相次いだ。NHKも大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」出演者のピエール瀧(52)の薬物使用、19日放送開始の大河ドラマ「麒麟がくる」に出演予定だった沢尻エリカ被告(33)の麻薬取締法違反での逮捕、起訴など、タレントの不祥事に振り回された。大阪局制作番組でも、情報バラエティー番組「バリバラ」(NHK・Eテレ)に出演した元タレントの田代まさし被告(63)が、覚せい剤取締法違反などの罪で逮捕、起訴された。

 一方で、昨年の芸能界を激震させた吉本興業の反社会的勢力への闇営業問題をめぐっては、「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)、「ロンドンブーツ1号2号」田村亮(48)らを除く多くの芸人が仕事復帰。ただ、地上波への出演は厳しい情勢だ。

 場所柄もあって、吉本芸人の起用も多い大阪局だが、同局の有吉伸人局長(56)は「活動再開をしている方がいるのは承知している。現在の大阪局の番組で対象の方はいないが、番組の出演者については、番組ごとにその都度、総合的に勘案して判断することになる。NHKは公共放送として、高い放送倫理が求められる。特殊詐欺被害を防ぐ放送にも力を入れており、番組の出演者をめぐっては、視聴者の皆さまに不信感や疑念を抱かれないようにしっかり対応したい」と語った。