今年くる!ガールズバンド「ワンダーレディース」12日にツアー開始

2020年01月09日 11時25分

ボーカル・高嶋桜子(左)とギターの安達久美

 昨年、日本を熱くさせそうなガールズバンドが誕生した。その名も「The Wonder Ladies(ワンダーレディース)」。ボーカルの高嶋桜子とギターの安達久美を軸に、キーボード・花田えみ、ベース・山田直子、ドラム・GRACEと実績を持つ5人による女性の枠を超えたグループだ。

 12月25日にデビューアルバム「The Wonder Ladies」と「Street Life」の2枚を同時リリース。その高嶋と安達がバンド誕生の「運命の日」について教えてくれた。

 日本人離れしたソウルフルな歌声を持つ高嶋。米国のギターメーカー「ポール・リード・スミス」が一目置く演奏技術を持つ安達。2015年、そんな2人が出会った。

「共通の知り合いを通じて(安達)久美さんのクラブパンゲアというバンドのライブに行ったんです。女性のギタリストがいるなあと思っていたら、骨太で男らしいギター。その日は打ち上げに参加させてもらいましたが、いつか一緒にできたらと思っていました」(高嶋)

 その願いは2年後の17年3月16日にかなった。

「別のユニットでツアーを回っていたんですが、名古屋公演の時にアンコールで1、2曲セッションできたら面白いかなと思って誘ってみたんです」(安達)

 フュージョンのジャンルで活動していた安達は、これまで歌のバンドを組んだことがなかったという。

「(高嶋)桜子さんが歌った瞬間に、バンドのテンションや会場の雰囲気がガラッと変わった。会場を支配してしまって、なんだこの人と。ずっと歌物のバンドが組みたいと思っていたので即、声をかけさせてもらいました」(安達)

 場所も初対面時と同じ、名古屋・ボトムライン。こうして「ワンダーレディース」の基礎が出来上がった。ここに沢田研二のツアー、レコーディングメンバーとして長年活動したGRACEをはじめ実力派の3人が加わり、5人で船出した。

 5曲入りのアルバム「The Wonder Ladies」の中でも推し曲は「オレンジの風」。また「ハイテンション」は応援ソングとしてライブのラスト定番曲になっている。

 高嶋は「性格も正反対。瞬発系と持久系、文系と理系的文系。でもそのおかげで2人でいるとパワーが16倍ぐらいになる」という。安達も「やりたいことがたくさんありすぎて早く進みたくなる。アルバムごとにコンセプトを変えていきたい」と瞳を輝かせる。始まりの地・ボトムライン(22日)を含む全国6か所ツアーは12日スタート。ライブ活動をベースに進化を続けるグループから目が離せない。

☆たかしま・さくらこ 愛知県生まれ。16歳から音楽活動を始め、06年にミニアルバム「ファースト」を発表。株式会社アクタスのテレビCMに楽曲「愛の唄」「FreeWorld」が採用される。以後多数の企業CMに楽曲を提供。モデルとしても活動する。韓国ツアーも成功させ、19年7月にワンダーレディースを結成。

☆あだち・くみ 大阪府生まれ。日本の女性では数少ないエレキギター奏者。中学時代にスコット・ヘンダーソンに憧れ、高校卒業後に米ロサンゼルスの音楽学校入学。帰国後は元T-SQUAREのドラマー・則竹裕之と「安達久美クラブパンゲア」をスタート。以後、さまざまな大物アーティストと共演。演奏技術は国内外から高く評価されており、米国のギターメーカー「ポール・リード・スミス」の社長が来日し機材提供を申し出た話は有名。