合成麻薬MDMAなどを所持したとして麻薬取締法違反の罪に問われた女優・沢尻エリカ被告(33=保釈中)の初公判が1月31日に東京地裁で行われる。

 沢尻被告は先月6日に保釈保証金500万円を支払い、勾留されていた東京湾岸署から保釈された。その際、所属事務所を通じて「今後、違法薬物と決して関わりを持つことのないよう、人間関係を含めたつながりを一切断つことを固く決意し、専門家の指導も受けて、立ち直ることをお約束します」とコメント。1月31日の初公判でも同様に証言するとみられる。

 テレビ関係者は「NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』の降板や、スポンサー各社などの損害賠償の総額は10億円に上るといわれています。もしかしたら、それ以上になるという一部報道もある。当然事務所だけで賄えるはずがなく、かといって他の仕事で億単位の額の返済ができるとは考えにくい。世間の批判はあるかもしれませんが、結局立ち直らせて芸能活動に復帰させるしかないのです」と話す。

 そのために、まずは初公判で違法薬物からの脱却を強調するしかないようだ。

「入院したのも、脱却を裏付ける行動を取っているとして裁判官の心証を良くする狙いもあるでしょう。もちろん、本当にその意思はあるでしょうが、実際にできるかどうかは今後にかかっている」と同関係者。

 2度目の逮捕がないことを祈るばかりだ。