令和元年・政界“裏”新語・流行語 本紙が忖度なしに選出

2019年12月28日 17時00分

三原氏のドスが利いた「恥を知れ」は迫力満点だったが…

「令和」の新元号となった2019年、政界では多くの新語、名言が生まれた。ところがユーキャンの新語・流行語大賞でノミネートされたのは「れいわ新選組/れいわ旋風」と「ポエム/セクシー発言」の2語だけ。そこで本紙が、忖度やら大人の事情やらで消えゆく運命になりそうな“令和元年の裏 新語・流行語”をピックアップ。いずれも賞味期限はまだまだありそうだが…。

【恥を知りなさい!(三原じゅん子参院議員)】 6月の参院本会議場で自民党の三原氏が、問責決議案を出した野党に言い放ったひと言。丸川珠代参院議員の「愚か者めが!」以来の衝撃となるののしりフレーズで、翌月の参院選政見放送では安倍首相と三原氏が解説までした。この功績から三原氏の初入閣は間違いないといわれたが、見送られ、流行語大賞にも入らず。現在の政局では逆に野党に「恥を知れ!」と切り返されかねない。

 来年、三原氏が悲願の入閣で、「恥知り」大臣が誕生すれば再びクローズアップされそうだが…。ちなみに実社会で使えば、一発で人間関係を完全破壊するので使用はくれぐれも要注意。

【老後2000万円(金融庁)】6月に金融庁が公表した老後資金に2000万円が不足するとの試算は世間をざわつかせた。すると麻生太郎財務相は報告書を「受け取らない」として、また驚かせれば、自民党の森山裕国対委員長は「報告書はもうない」と存在を“抹消”。

 政治家たちの手のひら返しに金融庁は上を下への大騒ぎで、マスコミ対応もできなくなるほど混乱した。もっともその報告書は今でも金融庁のホームページで閲覧可能。人生100年時代、足りるのか足らないのか、もう1回読んでおくべき。

【NHKをぶっ壊す!(N国党・立花孝志党首)】令和元年はNHKからすれば災難ともいえる年だった。NHKスクランブル化を訴えるNHKから国民を守る党が国政政党になり、立花氏が連呼した「NHKをぶっ壊す!」は、ユーチューブ世代の中高生男子の間で大流行した。

 状況に応じ、枕言葉がつき、「不倫路上カーセックスを隠蔽するNHKを~」「参院補選を勝って、NHKを~」「元国会議員ユーチューバーがNHKを~」とバリエーションは多数だが、地上波や大手メディアで目にする機会はほとんどない。来年、唯一のチャンスは衆院選が行われた場合の党首討論や都知事選の政見放送となるが…。

【アッキー枠】どこの世界にも「〇〇枠」といわれるコネが横行するもの。政界でそのおいしい権限を持っているのがバレたのは、安倍昭恵首相夫人だ。「桜を見る会」では夫人推薦枠で、100人を超えるお友達からお気に入りのビジュアル系バンドメンバーまでが参加し、批判にさらされた。

 来年の東京五輪で組織委員会は、官邸や議員に優遇する観戦チケットの存在を否定しているが、“私人”である昭恵夫人やそのお友達が五輪会場に現れれば、「アッキー枠じゃないか!」とまた紛糾必至。もうアッキーは生観戦できない!?