“お笑い界の帝王”と言われる明石家さんま(64)の神通力も今回ばかりは全く通じなかった!?

 闇営業騒動で芸能活動を休止し、いまだに謹慎生活を余儀なくされている「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)の復帰問題が、暗礁に乗り上げている。当初はさんまの後ろ盾を得てテレビ界への復帰を画策していた。

「さんまは内々にテレビスタッフを通じて、先月21日に宮迫の激励会を敢行しました。会にはテレビ局のプロデューサーや編成関係者らが顔を揃え、さんまの『吉本興業にはかなわない。完全に負けた。カンパイ(完敗)で~す』という音頭とともに盛大に行われたんです。会場費300万円は、全てさんまが負担したそうです」(事情通)

 この激励会をもってテレビ出演解禁へのミソギにしたいと考えていたさんまだが、後になって自分の考えが甘かったと思い知らされることになる。

「各テレビ局の顔なじみの幹部連中から直接、さんまの携帯に相次いで連絡が入ったが、皆、一様に『局の営業担当を説得できなかった』と言い訳されたそうです。要するに、さんまの力もスポンサーの前では何の役にも立たなかったということ。自分の影響力のなさに、さんまは宮迫の復帰計画を白紙に戻したそうです」(事情通)

 しかも、宮迫復帰にNGを出したのはスポンサーだけではない。

「視聴者から連日、電話やメールで苦情が殺到したんです。『反社会的勢力からギャラを受け取り、いまさらテレビに出て何かを話したところで笑えない』という声です。ただでさえ吉本は低賃金に税金逃れと無法者集団のようなイメージが付き始めている。今さんまが何かを言ったところで効果がないというわけです」(前出の事情通)

 実際、クリスマス恒例となっているフジテレビ系のバラエティー番組「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2019」(25日放送)に宮迫が電話出演するのではという噂が芸能界に流れたが、かなわなかった。

 宮迫の復帰は当分先になりそうだ。