実力派シンガー・ノリマサが語った2020年「2つのキーワード」

2020年01月01日 17時00分

甘いマスクで見つめる先は…

 強烈かつスイートな歌声でファンをとりこにしている実力派シンガー・ソングライターのノリマサ(藤澤ノリマサ=36)が令和元年を振り返りながら新しい年への意気込みを語った。ポップオペラという新ジャンルを引っ提げ、本格派の王道を歩もうとしているイケメンボーカリストの見据える先は…。2020年に何かが起ころうとしている。

「僕は歌えることの喜びを一人でも多くの人と分かち合いたいんです。音楽の力で、人生に寄り添ってお手伝いができたらいいなあと。それが歌っていくことの意義だと思っています」

 なかなかのイケメンである。そして圧倒的な歌唱力を持っている。ソフトな雰囲気の中に、芯の強さを感じさせるノリマサから最初に出てきたのが冒頭の言葉だ。そして決意を語る。

「2020年は、『何一つ当たり前じゃない』『ありがとう』の2つをキーワードに、47都道府県を『ありがとう』でつなぐツアーを何が何でもやりたいなあと思っています。初の挑戦ですが、目標に掲げたいです」

 ノリマサによれば、「当たり前」の反対語は“常でないもの”→“あり難きもの”で「ありがとう」だという。デビューから12年、歌手を続けてこれたのは、支えてくれた人たちがたくさんいたからだという思いがあり、「その支え一つひとつが、当たり前じゃないんです。だから『ありがとう』を伝えていきたい」というのだ。

 ツアーは大ホールだけではなく、ファンと身近に触れ合えるカフェライブも含むという。「気軽にカジュアルに聴けるとか、いろいろな聴いてもらい方があってもいいなと思ってるんです」

 1月中旬には新曲「SOLARE(ソラレ)~威風堂々~」をリリースする。

「ソラレ」はイタリア語で「太陽」の意味。「僕の笑顔をテーマに、太陽の光を浴びて身も心も輝き、(聴く人が)元気になってほしいという思いから生まれたのがソラレです」

 プロモーションビデオでは、長く続く海岸線に沿った大地の上で、太陽の光に包まれながら歌う姿が映し出される。ポップ調のソフトな歌い出しから、サビは張りのある力強いオペラ調の歌唱になり、溶け入るように美しいファルセットを交えて一気に完走する。ポップオペラの神髄が十二分に発揮された秀作で、ノリマサのスケールの大きさが感じられるはずだ。
 この新曲を持って、全国行脚に歩き出す。

【ポップオペラ誕生秘話】ノリマサは高1の夏休みにカナダにホームステイした。そこで初めてセリーヌ・ディオンを知り洋楽にも傾倒。セリーヌが、ジャンルが全く違うイタリアを代表するテノール歌手アンドレア・ボチェッリとデュエットしたことに衝撃を受け、同時に「これを一人でできたらいいなあ」と考えた。

 つまり両者のパートを一人でこなす。どちらの歌唱もノリマサなら可能だった。それがポップオペラの発想につながった。

 クラシックレコードが1000枚ある音楽夫婦の中で育てられて、小さいときから3大テノール、カンツォーネ、演歌歌謡曲を聴いて、歌ってもきた。その環境があったからこそ歌唱に応用性があり、嗜好にも柔軟性がある。「両親がポップオペラを作った」とノリマサが言うのもある意味正しいのかもしれない。

☆ふじさわ・のりまさ=1983年3月8日生まれ。札幌市出身。シンガー・ソングライター。父は武蔵野音大声楽家卒の声楽家で、母は元歌謡曲&演歌歌手という家庭環境の中で、幼少期からあらゆるジャンルの音楽に親しみ育つ。小学校3年のときに地域のカラオケ大会で優勝し、高校1年のときには「NHKのど自慢」で優勝。天才少年は、父と同じ武蔵野音大声楽科に進み、2008年、ポップオペラという新ジャンルで「ダッタン人の踊り」でメジャーデビュー。その後も話題のシングルやアルバムをリリースし続け、ドラマのタイアップやCMソングなども多数手がける。オペラ、カンツォーネ、ロック、Jポップなどどんなジャンルも歌いこなせる。