桂文枝が創作落語300作達成 一番苦しかったのはやはり“あの時期”

2019年12月25日 17時00分

創作落語が300作を超えた桂文枝

 上方落語界の大御所・桂文枝(76)がライフワークとしてきた創作落語が、なんと300作を迎える。大阪市の吉本興業本社で24日、「六代 桂文枝 創作落語№300発表記念落語会」(来年3月4日、なんばグランド花月)の開催発表会見を開いた文枝は、記念すべき300作目について、子持ちの男女が子供同士の顔合わせをきっかけに幸せな家族を築く「ハッピーエンジェル」になると発表した。

 文枝は「300作も作られへん、と思いながらやってきた。こんなに続くと思わなかった」と感慨深げ。今後の目標については「400とか500とか、なかなか立てられないので、行けるとこまで行くという感じ。結果的に400になればうれしい。100歳超えそう。今まではネタを探すことの闘いだったが、モノを忘れていくこととの闘いになる」と笑った。

 300作も作れば当然、苦しい時期もあった。

「大阪24区の落語づくりを始めたころは、淡路島の落語や神話の落語を作ってほしいということも重なった。自分の落語も作らないといけないし、あれもこれも作らなあかんかったので苦しかった」と胸中を明かした。

「大阪24区の落語づくり」とは、文枝が2017年11月に発表した大阪市24区の創作落語制作のこと。このころが苦しかったというが、当時の文枝は芸能生活50周年イベントの締めくくりの真っただ中だった。

 しかもその前年には、愛人関係を告白した演歌歌手の紫艶さん(今年3月に死去)との騒動があり、さらに日本舞踊の先生との不倫疑惑、神戸喜楽館の命名ヤラセ疑惑が報じられた時期だった。

 芸能関係者は「あの騒動の際は、報道陣に追われて逃げ回っていた。とても落語づくりに集中できるような環境ではなかったんでしょう」。苦しかったのも当然か?

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