人気ガールズユニット「E―girls」が22日、来年いっぱいでの解散を電撃発表した。2月にスタートする全国アリーナツアー(7月まで13公演)がラストになる。

 この日、神奈川・トレッサ横浜で行われた新曲「別世界」(来年1月29日発売)の発売イベント後半だった。頭上のスクリーンで解散が突然発表されると、ファンは「え~!」とどよめいた。手で顔を覆い、泣きだす女子が続出。各メンバーの身の振り方が次々と映像で流れ、鷲尾伶菜(25)のソロデビューも発表されると「キャ~!」と悲鳴が上がった。武部柚那(21)によると、解散後は「それぞれが夢の旅に出る」とのことだ。

 報道各社に事前に配られた取材案内には「今後の展開についての重大発表も…」と書かれ、ファン向けイベント告知でも「大切なお知らせが」とほのめかしていた。が、これまでメンバー変遷が幾度もあったグループだけに、報道陣もまさか解散発表とまでは思いもよらず、まさにサプライズとなった。

 それにしても、所属事務所などでメディア向けに会見という方法もあっただろうが、なぜ新曲のイベントでの発表となったのか。

 ある芸能関係者は「自分たちの口から直接ファンに伝えたかったのではないでしょうか。グループのファン層は10~20代の女子が中心で、ショックも大きいかもしれませんが、やはりこれまで支えてくれたことに感謝しているんですよ。それに、新曲のタイトルにあるとおり、別世界に歩みだすという意味では、うってつけだったのかもしれません」と話す。

 実際、鷲尾は「皆さんに恩を返していける一年になればいいな」、楓(23)も「皆さんと笑顔でE―girlsの終わりを迎えたい」とコメント。メンバーたちの次なるステージはどんなものになるのだろうか。