吉本興業が「ブラック企業大賞」ノミネート 23日授賞式に岡本社長は出席するか

2019年12月14日 17時01分

岡本昭彦社長

 史上初の出来事が起きるかもしれない!? 長時間労働や過労死、ハラスメントなどの問題を抱える企業の中から選ばれる「第8回ブラック企業大賞2019」にノミネートされた企業9社が13日に発表された。注目は、闇営業問題などで世間を騒がせた「吉本興業株式会社」だ。

 吉本がノミネートされたのは、宮迫博之らの闇営業問題をきっかけに、岡本昭彦社長の「テープ回してないやろな」という恫喝発言が明らかになり、タレントへのパワハラが話題になったことが大きい。さらに、タレントとの契約書がなく、ギャランティー配分の不公平さもクローズアップ。また、同社および子会社で従業員に過労死ラインを超える残業をさせていたとして、2012年に労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが今年明らかになったことも“評価”された。

 同賞実行委員の佐々木亮弁護士は「吉本にはいろいろなことがあり、タレントからの不満が出ていた。闇営業の処分でも不公平なところがありました。しかし、タレントの労働者性というのは議論の分かれるところ。そこで労基署から是正勧告があったことがダメ押しになりました」と議論の過程を明かした。

 ほかのノミネート企業は50音順で「KDDI株式会社」「株式会社セブン―イレブン・ジャパン」「株式会社電通」「株式会社ロピア」「長崎市」「トヨタ自動車株式会社」「三菱電機株式会社(メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社)」「楽天株式会社」となっている。

 大賞発表ならびに授賞式は23日。ノミネート企業には招待状を送るが、これまでに出席した企業関係者はいない。

「吉本へは岡本氏宛ての招待状になると思います。普通は来ませんが、お笑いの会社なので出席の可能性はゼロじゃない。事前に連絡をいただければ特別コーナーを設けないといけないかも」(佐々木氏)

 そのときはテープを回さないといけない。

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